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静岡けいざい

乗客名簿や座席表データ化 遠鉄、タブレット端末導入

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 遠州鉄道は十月から、主催旅行「バンビツアー」のバスガイド業務にタブレット端末を導入し、紙の資料を電子化する取り組みを始めた。年間で六万枚の用紙を節約できるほか、営業所員が書類を印刷する手間がなくなり四千時間の業務削減につながるという。

 これまでは、乗客名簿や座席表など十枚以上の紙の資料を「バンビ袋」と呼ばれる専用の封筒に入れて持ち歩いていた。今月から紙の資料の配布をやめ、催行日の三〜四日前に名簿などのデータをタブレット端末に送るようにした。

 端末には旅行先の店舗などで精算する際、電子サインを受領し、利用票の控えを店側にファクスで自動送信する機能を搭載。チャット機能もあり、乗客の要望や花の開花状況といった情報を他のバスガイドらとリアルタイムで共有できる。従来は仲間内の「口コミ」が頼りだったという。

チャット機能を使って旅行先の情報をガイド同士で共有できる(遠州鉄道提供)

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 バスガイドはアルバイトを含め九十人おり、一日当たりの最大稼働人数を考慮して七十台の端末を導入した。一日の添乗で使用した幅下琴子(ことね)さん(20)=写真=は「携帯電話などで計算していた精算業務が自動化され、楽になった」と笑顔で話した。

 遠鉄は中期経営計画で「新たなIT技術による仕組みの構築」を重点政策に掲げており、電子化推進はその一環。既に会計伝票やグループ会社間の請求書の電子化を完了した。

(鈴木啓紀)

 

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