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静岡けいざい

ヤマハ 音の技術で五輪サポート

◆会場放送を翻訳 スマホに表示 12施設導入

サウンドUDに対応するスマートフォン向けアプリ「おもてなしガイド」の画面。避難誘導のアナウンスなどが翻訳されて表示される(ヤマハ提供)

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 ヤマハは、音の技術で情報のユニバーサルデザイン(UD)化を支援するシステム「サウンドUD」を、二〇二〇年東京五輪・パラリンピックの競技会場となる十二施設に導入する。施設の案内や避難誘導といった約二百パターンのアナウンスを英語や中国語などに翻訳し、来場者のスマートフォンに文字で表示する。訪日客のほか、聴覚に障害がある人への情報の伝達に役立てる。

 サウンドUDは、音声データを人の耳には聞こえにくい帯域の信号に変えて伝送するヤマハの技術などを応用。信号を受信したスマホがアナウンスに応じた文字情報を表示する。ヤマハが開発したスマホ用アプリ「おもてなしガイド」が必要だが、電波を使わないため、インターネットに接続しなくても利用できる。

 施設の多言語化対応に向けた都の業務委託を約千二百万円で受けた。十二施設は卓球が行われる東京体育館、サッカーやラグビーの東京スタジアム、バレーボールの有明アリーナなど。配線などの工事を来年三月までに行い、大会後も続けて利用できるようにする。

 ヤマハによると、これまでにエコパスタジアム(袋井市)や秩父宮ラグビー場(東京)などでサウンドUDの実証実験を行い、既に公共交通機関や娯楽施設の導入事例もある。一七年十月にヤマハが事務局となってサウンドUDの推進組織が発足し、二百九十四社・団体が普及に取り組んでいる。

(鈴木啓紀)

 

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