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静岡けいざい

社員キャラ 人気上昇中

◆企業イメージ向上に一役

 三立製菓(浜松市中区)の社員が自ら考案したキャラクターに扮(ふん)して商品のPRや企業イメージの向上に一役買っている。遠州鉄道(同)にもヒーローに変身して催事の盛り上げや乗車マナーの啓発に活躍する社員有志がいる。企業や自治体などの「ゆるキャラ」が乱立する中、個性的な「社員キャラ」として地元で人気上昇中だ。

◆三立製菓 かにぱんお姉さん

紙芝居で子どもたちと盛り上がるかにぱんお姉さん=浜松市西区で

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 薄いピンク色のブラウスに、レースの付いたフリフリのスカート。かわいらしいカニをあしらった帽子が目を引く。三立の看板商品「かにぱん」の普及に取り組む「かにぱんお姉さん」だ。

 六月、浜松市西区での子育てサークルの集いに登場すると、子どもたちは大喜び。お姉さんは「もっと若いと思った? そうでもないのよ」と笑わせた後、かにぱんをちぎって形を変えながら食べる楽しみ方を紹介。紙芝居も披露した。

 お姉さんに扮するのは同社企画課の望月沙枝子さん。五年前、市内の幼稚園の依頼を受けて、かにぱんの食べ方をテーマにしたイベントを開いたのが“デビュー”のきっかけだった。

 当初は会社の制服で活動していたが、回を重ねるうちに「キャラクターが確立されていない」と気づき、二年前からピンク色を基調にした衣装をまとった。昨年始まった静岡エフエム放送(K−mix)の三立のスポンサー番組に出演するようになったことを機に、ファンが急増した。

 今年三月には、カニを食べるツアー「かにぱんお姉さんと行く!カニカニカーニバル」を遠鉄と連携して開催。「多くのファンが参加し大好評だった」(遠鉄担当者)といい、九月二十九日に第二弾を実施する。お姉さんと大井川鉄道の蒸気機関車(SL)に乗る旅で、空きはわずかという。

 こうした活躍とコンビニへの販路拡大の効果で、二〇一八年度のかにぱんの売り上げは五年前に比べて四割増えた。望月さんは「売り込まなくてもイベント出演の依頼をもらえるようになった」と手応えを語る。

◆遠州鉄道 アカデンジャー

得意技の指差確認を披露する遠州鉄道のアカデンジャー=浜松市東区で

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 一方、遠鉄には「赤電(あかでん)」の呼び名で親しまれる鉄道(通称・西鹿島線)の平和を守るヒーロー「アカデンジャー」がいる。

 赤色のスーツとヘルメットに黒いマント姿で、発車時の安全を確かめる指差(ゆびさし)確認と「減CO2(げんこつ)パンチ」が得意技だ。乗車マナーの啓発を目的に〇〇年代初めに誕生した。運転士や駅員ら約十人でつくる企画推進委員のメンバーが「変身」して、遠鉄のイベントを盛り上げている。

 従来は毎年秋のトレインフェスタや遠鉄のポスターに登場する程度だった。今年は夏休みのイベント「あかでんクイズラリー」(九月一日まで)の期間中の数日、新浜松駅に予告なしに現れ、記念撮影に応じる。鉄道営業所の沢井孝光副所長は「今後も交通安全運動などに活躍の場を広げたい」と話す。

(山田晃史)

 

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