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静岡けいざい

浜松ホトニクス 本社工場内に新棟

◆部署集約、10月に本格稼働

浜松ホトニクスが本社工場に建設した新棟。光半導体モジュールの生産拠点となる=浜松市東区で

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 浜松ホトニクスは二十六日、浜松市東区市野町の本社工場内に建てた新棟の完成式を現地で開いた。センサーとなる光半導体素子に回路やソフトウエアを組み合わせた複合部品「光半導体モジュール」の関連部署を集約し、生産能力を高める。十月に本格稼働させ、医療から産業用機械まで幅広い分野の需要増に対応する。

 新棟は工場敷地の西寄りに整備され、四階建て(地下一階)で延べ床面積は九千八百平方メートル。敷地内に分散していたモジュールの開発や生産機能を統合する。

 倉庫をはじめとした物流機能も三家(みつえ)工場(磐田市)から移し、業務の効率化を図る。総工費は二十八億円。

新棟で生産される光半導体モジュール製品(浜松ホトニクス提供)

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 光半導体モジュールは、がん検査に用いられる陽電子放射断層撮影装置(PET)や、工場自動化に伴う製造現場の分析機器向けなどの需要が拡大。プリンターの色合い調節や自動車の車間距離の計測、果物の糖度チェックといった各種センサーの「核」にもなる。新棟では最大二百四十人が働き、フル稼働時の売上高は現状の二倍の百億円に増やせる見込みだ。

 完成式には浜ホト社員や施工業者ら九十人が出席。晝馬(ひるま)明社長はあいさつで、米中貿易摩擦や英国の欧州連合(EU)離脱問題による世界経済の減速感に触れつつ、「センサーの価値を高めるモジュール生産は重要な戦略。今後も先行投資をして、お客さんが欲しい時にすぐに対応できるようにしたい」と展望した。

(久下悠一郎)

 

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