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静岡けいざい

農業用無人車両 ヤマハ発が来月から走行試験

はままつフルーツパーク時之栖で8月から走行試験を始める農業用無人走行車両(ヤマハ発動機提供)

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 ヤマハ発動機は二十三日、農業用無人走行車両(UGV)の走行試験を八月から浜松市北区のはままつフルーツパーク時之栖(ときのすみか)で始めると発表した。実際の果樹園で動かすことで性能を確認し、改良につなげる。二〇三〇年までに農業の省人化や生産性向上のための車両の量産を目指しており、実現に向けた一歩となる。

 開発中のUGVは、一般的な集荷用コンテナ八箱を上部に並べられ、遠隔操作も可能。収穫した果物を積み、果樹の間を低速で移動して保管場所に運ぶといった用途を想定する。自動走行は、障害物との距離を測って位置を把握したり、事前に取り込んだ風景とカメラで撮影した画像を照合したりする仕組みを用いる。

 実験は来年三月まで。車両の発進・停止や旋回といった基本性能や、不整地の走破性などを確かめる。リンゴやナシが栽培されている園内の東区域で実施。果物を実際に載せて動かす予定はなく、来園者の試乗や操作もできない。

 ヤマハ発は、農業用UGVの実用化に向け、人工知能(AI)関連のサービスを手掛けるベンチャーと提携するなど、必要な技術の獲得に力を入れている。広報担当者は「搬送だけでなく、農薬散布や収穫も視野に入れる」と説明する。

 実験には園を整備した浜松市と指定管理者の時之栖(御殿場市)が協力。現在は収穫物を主にトラックで運んでおり、市農業水産課の担当者は「作業の効率化につながる技術として注目したい」と話した。 

(久下悠一郎)

 

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