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静岡けいざい

県内各社「未来」提案 名古屋で人とくるま技術展

◆日本プラスト しゃべるハンドルが進化

ハンドルが振動したり音声を出したりしてドライバーに注意を促す日本プラストの運転席の展示=名古屋市港区のポートメッセなごやで

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 最新の自動車技術を紹介する「人とくるまのテクノロジー展」が、名古屋市港区のポートメッセなごやで開かれている。自動運転や通信機能の進歩を見据え、県内からも多くの部品メーカーが参加し「未来の車」を提案している。

 ハンドル大手の日本プラスト(富士宮市)は、開発中の「しゃべるハンドル」を進化させ、音声と振動で運転に必要な情報を伝える運転席「クロス・コックピット」を展示。ハンドルの左右がそれぞれ振動し、計器周りのパネルからも音が出るようにした。

 映像を使ったデモでは、右から歩行者が現れるとハンドルの右側、左から救急車が近づくと左側が振動。自動運転に切り替わる際には音声で知らせ、ハンドルから手を離すよう促した。開発担当者は「技術の発達で表示する情報が多くなりすぎて、必要なものを見逃す恐れがある。聴覚と触覚も使って的確に伝えたい」と狙いを語った。

◆村上開明堂 宙に浮かぶディスプレー

スイッチやコンシェルジュが浮かんで見える村上開明堂の「マルチディスプレー」=名古屋市港区のポートメッセなごやで

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 バックミラー大手の村上開明堂(静岡市葵区)は、鏡の反射を利用して空中にスイッチなどの像を浮かび上がらせる技術と、フロントガラスに速度や進路の情報を映し出す技術を組み合わせた「マルチディスプレー」を参考出展した。

 スイッチは運転席の手元で宙に浮いて見え、赤外線センサーで指先の位置を読み取ることで操作できる。駐車のスイッチを押すと、同じ仕組みで空中に表示されるコンシェルジュの女性が「周囲に注意してください」などと話し、ガラスに進入経路が映し出される。広報担当者は「情報の伝え方の一例。運転を楽しんでもらいたい」と話した。

◆ソミック石川 座席用ダンパーで高級感

背もたれがゆっくりと倒れるソミック石川のダンパーを搭載した座席=名古屋市港区のポートメッセなごやで

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 足回り部品などを手掛けるソミック石川(東京)=浜松市に生産拠点=は、座席の背もたれがゆっくりと傾くようにするダンパーを紹介。内部のシリコンオイルが圧縮されることで抵抗を生む仕組みで、起こしたり倒したりするスピードが三分の一ほどになる。

 不用意にレバーを操作して背もたれが体にぶつかるのを防ぐほか、高級感も演出できるといい、担当者は「一部の車には採用されたが、さらに普及させたい」と話した。

 ◇ 

 同展は十九日まで。公益社団法人自動車技術会の主催で自動車や部品、素材メーカーなど三百七十七社が出展している。午前十時〜午後五時。入場無料。

(山田晃史)

 

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