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静岡けいざい

人手補うロボ技術 浜松で県西部236社商談会

指定された記念品をAIが認識しロボットが取り上げるウチゲンの実演=浜松市中区で

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 県西部地域の企業が最新の技術や製品、サービスをPRする商談会「ビジネスマッチングフェア in Hamamatsu」が十七日、浜松市中区のアクトシティ浜松で始まった。中小を中心に二百三十六社・団体が出展。製造などの現場で人手不足を補うロボット技術のほか、暑さ対策や省エネに役立つ製品が注目を集めた。十八日まで。

 特設のロボット産業ゾーンには十四社が出展。このうち、塗料販売や塗装工事が本業のウチゲン(中区)は、自社開発の人工知能(AI)による画像認識技術と二台のロボットを組み合わせ、見学者に記念品を渡す実演を披露した。

ロボットが血液検査の容器をラックに並べて搬送する日本設計工業の実演=浜松市中区で

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 卓上に置かれた複数の記念品の中から、マイクで指定した品物を一方のロボットが取り上げ、もう一方が封筒を広げた後、連携して品物を中に入れた。担当者は「バラバラになっている物の中から選んで取り出す作業に活用できる」と利点を挙げた。

 搬送装置製造の日本設計工業(北区)は、血液検査の作業を効率化する装置を展示。アームを二本備えた双腕ロボットが、必要な容器の本数をパソコン画面から読み取り、片方のアームで容器立てから一本ずつ取り上げて検査用ラックに移した。もう一方のアームは容器立てを押さえたり、落ちないように支えたり。担当者は「検査の現場での実績はまだだが、物流など幅広い業界から問い合わせがある」と話した。

3次元データを活用してロボットが溶接や検査をするリンクウィズのソフトウエアの展示=浜松市中区で

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 ソフトウエア開発のリンクウィズ(東区)は、加工物の三次元データを読み込んで溶接や検査をするロボット用ソフトを出品。加工の見本データと照合することで、担当者は「人が目視で検査していることをロボットの検査に置きかえられる」と語った。

 このほか、制服製造販売のキンパラ(磐田市)は遠州織物を使ったクールビズ用のシャツを展示。縫製職人が顧客のデザインや色の好みを聞き取って採寸し、生地を選んで縫い上げるオーダーメードが特長で、金原一平社長は「肌触りの良さを多くの人に知ってもらいたい」と売り込んだ。

遠州織物を使って職人がオーダーメードで仕立てるキンパラのシャツ=浜松市中区で

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 建設業の丸源竹内組(中区)は、ガラス窓から室内に入る日光を防ぐ「遮熱塗料」の新製品を紹介。素材を黒っぽくして熱だけでなく光も遮るようにし、室内の機器や商品を日光で傷めないように工夫した。

 ◇ 

 フェアは浜松いわた信用金庫の主催で、十三回目。中日新聞東海本社後援。十八日は午前十時から午後四時まで。入場無料。

(山田晃史、伊東浩一)

 

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