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静岡けいざい

自動運転実験を本格開始 ヤマハ発

◆磐田の住宅街、ゆっくり走行

住宅街の公道を自動運転で走るヤマハ発動機の実験車両。前席の社員はハンドルを直接握っていない=磐田市で

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 ヤマハ発動機と磐田市は九日、小型電動車両を使った自動運転の実証実験を市内で本格的に始めた。初日はヤマハ発の社員が安全確認のために乗り込み、来年春に開業を予定するJR東海道線御厨(みくりや)駅の北側の住宅街をゆっくりと走った。

 横断歩道や信号機がない全長一・四キロのルートで実施。警備員が見守る中、車両は時速七キロ程度で走り、丁字路や曲がり角では自動的にハンドルが回って滑らかに右左折した。車両には「実証実験中」の表示と、市のイメージキャラクター「しっぺい」のイラストを掲げた。

周囲の障害物を検出するセンサーやカメラ=磐田市で

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 車両は軽自動車扱いの四人乗り。コースの舗装の模様をあらかじめ登録し、車体下部のカメラの画像と照合しながら進む方式で、公道を走るのは初めて。障害物を検出するセンサーやカメラも前方や側面に備え、周囲の変化も捉えながら走行できるようにした。

 実験は二年間を予定。最長四・二キロの六ルートを設定し、半年かけて少しずつ走行距離を伸ばす。交通量が比較的少なく、後続車の追い越しが可能な幅の道を選んでおり、周辺の交通環境への影響も調べる。ヤマハ発は、高齢化が進む地域での移動手段の確保や公共交通の運転手不足といった課題の解決に向け、ゴルフカートを基にした車両で自動運転を研究。電磁誘導線に沿って走る方式を各地で試しているほか、周辺環境をセンサーで読み取り立体地図と照合して走る「ライダー方式」の開発も進めている。 

(久下悠一郎)

 

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