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静岡けいざい

GW10連休の旅行予約好調

◆国内外とも人気

海外旅行のチラシ。多くが予約でいっぱいという=浜松市中区のJTB浜松店で

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 天皇の代替わりに伴い10連休となるゴールデンウイーク(GW、四月二十七日〜五月六日)の旅行予約が好調だ。中にはパッケージツアーの予約件数が前年の五倍近くに上る行き先もある。観光事業「静岡デスティネーションキャンペーン(DC)」の期間中となる県内のホテルや観光地も、誘客に力を入れている。

 遠鉄トラベル(浜松市中区)では、GWの海外旅行の予約件数が前年同期の二・七倍を超える。欧州を筆頭にハワイや東南アジアが人気で、行き先によっては例年より一カ月早い昨年十二月中旬には埋まり、キャンセル待ち状態になった。

 担当者は「これまで国内志向だった人が、長期の連休を使って海外に行こうという流れができているのではないか」と分析する。今年は八月のお盆の時期も日並びが良く、GWに意中の行き先を確保できなかった人が予約を済ませたケースもあるという。

 JTB(東京)では、GWの海外ツアーの予約件数が前年同期の二・五倍、国内は三倍に達した。静岡支店(静岡市葵区)に限定すると海外は二・九倍。ハワイや欧州、韓国が人気だ。国内は沖縄が四・八倍、北海道が二・九倍と続いた。浜松支店(浜松市中区)でも同様の傾向という。

 広報担当者は「飛行機を使う遠方のエリアはキャンセル待ちもままならないほど。チャーター便を増やして対応しているが、ハワイや欧州は昨秋の段階で満員になった」と話す。

 今からでも予約が見込めるのは、国内は陸路でも行ける九州、海外では旅行期間が短く出発日が比較的分散するアジア地域という。満員のツアーにキャンセルが出るなど状況は刻一刻と変わっており、「小まめに店に確認して」と呼び掛けている。

◆県内、観光キャンペーンに期待

 県内の観光地も予約は好調。浜松市西区の舘山寺温泉にあるホテルウェルシーズン浜名湖とホテル九重では、四月二十七日〜五月四日はほぼ埋まった。

 両ホテルを運営する遠鉄観光開発(西区)の担当者は「例年より早く、二月中には満室になった」と驚く。

 東名高速道路の最寄りのインターチェンジ(IC)となる舘山寺スマートICが三月十七日に開通し、浜名湖周辺へのアクセスが向上することから、「日帰り温泉や昼食での利用も増えそうだ」と見込む。

 JRグループと県などが四月から展開する静岡DCの効果への期待も大きい。県観光協会の担当者は「DCのポスターは全国に掲示されており、海外は無理でも国内旅行には行きたいという人に足を運んでもらうチャンスだ」と話す。

 JR東海は、平成最後の日(四月三十日)から新元号最初の日(五月一日)にかけて、県内の名所を列車で巡る「竹あかりと皇室ゆかりの地巡り」を企画。まだ空きがあるという。

(鈴木啓紀)

 

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