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静岡連載

新型コロナニュース イベント延期・中止続々 県東部を直撃

 新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の感染の懸念から十九日、県東部でもイベントの延期や中止が相次いで発表された。また観光・宿泊施設ではキャンセルが多数あり、深刻な状態だ。中国人客を見込んでいた施設が休館となるなど、地域経済に与える影響が長引く恐れがある。

 下田市では、三月二十四日に市民文化会館で開催する予定の「第四十回下田市戦没者・戦災者合同慰霊祭」が中止になる。事務局のある市福祉事務所によると、主催する市遺族会から十三日に「今回は見送る」との連絡があった。

 慰霊祭は、市長らを来賓に迎えて式典を行い、例年、五十人ほどが出席するという。同事務所の担当者は「この状況では仕方ない。参加する人も年配の方が多いので」と話した。

 日大三島高校・中学校(三島市)は、二十二日に予定していた情報通信技術(ICT)を活用した公開授業の中止を決めた。同校によると、子どもの入学を検討する保護者や教育関係者、大学生など約二百人が参加予定だった。

 清水町では、二十日に開催予定だったエンディングノート講演会「私の健康づくりノート・人生会議ノート」が延期になる。講演会には、町内の医療や介護関係者ら八十人ほどが参加見込みだったという。

 観光への影響も深刻化している。伊豆の国市では、中国人客向けに特化した旅館は三月末まで休館することを決めた。ホテルや旅館の四月までのキャンセル数は十九日現在、千三百七十九件に上っている。

 小野登志子市長は会見で、春の観光シーズンを見据え「アルコール消毒などの感染防止策や注意喚起を徹底し、個人客の確保を大切にしていきたい」と語った。

 小山町では、中国人を中心にインバウンド(訪日外国人客)がほとんどを占めるホテルが四つあり、町商工観光課のまとめでは、一〜三月の合計で三万二千二百四十人のキャンセルがあった(七日現在)。中には一カ月当たり約六千五百万円の被害額を想定するホテルもあり、池谷晴一町長が県庁を訪れ、県の支援を要請するなど対応に追われている。

(杉原雄介、山中正義、前田朋子)

 

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