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静岡連載

新型コロナニュース タクシー業界に広がる不安

 「車内は走る密閉空間。ウイルスは防ぎようがない」「騒ぎで観光客も減り、二重の被害だ」。東京都内の男性タクシー運転手(72)が新型コロナウイルスに感染していたことが新たに判明し、同業の運転手からは口々に不安の声が上がった。

◆浜松の運転手 マスクで自衛/眼鏡が曇る

安全を優先してマスクを着用せずに仕事をするタクシー運転手の内山康生さん=14日、JR浜松駅前で

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 浜松市のタクシー運転手からも不安の声が漏れた。

 「対策のしようがないよね」と語るのは、個人タクシーを営む中区の内山康生さん(72)。感染しないか気掛かりだが、マスクを着けると眼鏡が曇るため、安全を優先して着用していない。「感染した運転手も七十代なので心配。早く感染の拡大が止まってほしい」と願った。

 マスクを着けて仕事をする遠鉄タクシー(中区)の男性運転手(69)は「自宅で消毒液とせっけんで二重に手を洗うようにしている」と話し「中国人のお客さんは急に減ったね。東京五輪も控えているし、客足が遠のかないか心配」と観光への影響を懸念した。

 スタータクシーグループの運転手鈴木和枝さんは「せきの多い乗客でも、簡単に乗車拒否をするわけにもいかない。手洗いとうがい、マスク着用を徹底するしかないですね」と表情を曇らせた。

 個人タクシーを営む東区の六十代の男性運転手は「お客さんのせきが気になったら(換気のため)窓を少し開けるようにしている」と明かす。「まあでも、気休めにしかならないよね」とあきらめ顔でこぼした。

(鎌倉優太)

 

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