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静岡連載

新型コロナニュース 県内企業対応急ぐ

 新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、中国に拠点を持つ県内の企業も渡航の自粛といった対応を始めている。春節(旧正月)の休暇に合わせて駐在員が帰国している企業も、被害の広がりが見通せず、操業再開への影響を懸念している。

 ホンダ系のユタカ技研(浜松市東区)は、ウイルスの発生源とされる湖北省武漢市に自動車の排気系部品の工場がある。同社によると、春節休暇の前日となった二十三日時点では、従業員四百人の中に発症者は確認されていない。日本人駐在員五人は春節に合わせて二十五日までに帰国し、健康に問題はないという。

 春節休暇は二月二日で終わるが、武漢への交通手段がなく駐在員が戻れないため、国内に滞在してテレワークで対応することを検討。武漢に四輪車工場を構えるホンダの操業に関する情報収集にも追われている。

 ヤマハと浜松ホトニクスは社員の武漢への渡航を禁止。ヤマハは春節明けの三日から操業再開を予定していた蘇州、杭州、天津の四工場を八日まで停止することを決めた。

 スズキも武漢への出張は避けるよう全社員に通知。浜ホトや河合楽器製作所は、中国本土についても重要度の低い渡航はしないようにした。ヤマハ発動機は十四日に中国で予定していた二輪車販売代理店の会議を延期した。

 このほか、ヤマハは上海の音楽教室を一月中は休講とした。河合楽器も、中国で展開する音楽教室の再開が遅れる可能性もあるとみている。

 県によると、武漢が位置する湖北省には、県内から製造業を中心に八社が進出している。八社の駐在員全十一人は二十七日までに帰国済みで、感染者は確認されていない。

(久下悠一郎、山田晃史、鈴木啓紀、広田和也)

 

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