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静岡連載

浜松夜話 第13話 県内初のものまねショーパブ

◆いつか誰かがブレーク!?

(上)熱唱する「THEまねリーマン」さん(中)倖田來未に扮して?歌うあんも直想子さん(下)米米CLUBの名曲を歌う松本えいじさん=浜松市中区田町で

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 新しもの好きの自分としては、半年も放置していたのを後悔している。浜松市中区田町に県内初のものまねを楽しめるショーパブが昨年五月にオープンした。お姉さんが店前で拡声器片手に必死で呼び込みしているのを数度、横目に見てはいたのだが…。重い腰が上がったときには年が明けて一月下旬になっていた。

 店名は「ものまねの館マリオ」。代表の水落(みずおち)健介さん(29)によると、オードリーや原口あきまさといった人気芸人を輩出した有名店「そっくり館キサラ」(東京都新宿区)の系列店だそうだ。登録タレントは約八十人。移動を考慮し、新幹線沿線の浜松に新規開拓を決めたらしい。

 ショータイムは一時間ほど。一部(午後七時半〜)と二部(同十時〜)がある。浜松在住の専属タレントが二人おり、どちらかが日によって出演する。そこに出張タレントが二、三人加わり、連夜、ショーを繰り広げる。四人掛けのテーブルとソファが十二組。飲み物はセルフサービスで、予約に応じて料理も出る。

 一部に参加した。B’z(ビーズ)の曲を熱唱して登場したのは磐田市出身で普段はサラリーマンをしているという専属タレント「THE まねリーマン」さん。本人いわく、ものまねの全国大会で三位になったこともあるとか。氷川きよし、河村隆一、山下達郎、美空ひばり…。確かにどれもすごく似ている。ただ、小椋佳のまねで歌ったうなぎパイのCMソングはマニアック過ぎて、あんまりウケていなかった。地元愛は感じたけれども。

 二番手のあんも直想子(なおこ)さんは天童よしみに扮(ふん)して登場。十二単(ひとえ)のように衣装を重ね着しており、脱ぐたびにモノマネが切り替わる。坂本冬美や倖田來未など。コミカルに跳びはねながら、特徴を大げさに強調して歌う姿に吹き出してしまった。浜崎あゆみの際にはライブパフォーマンスよろしく「二階も盛り上がれ〜」。もちろん二階なんてない。客も十人だけだし。

 最後のタレント松本えいじさんは米米CLUBで登場し、美声を披露。チェッカーズのメドレーなどを歌っていたが、この日の客層は若すぎたのか、多少苦戦していた。ものまねの世界にも世代間ギャップ。まあ、分かんないなら、のど自慢だと思って手拍子しながら聴けばいい。ショーはみんなで作り上げるものだ。

 最後は出演者全員と写真撮影タイム。別に撮りたくもなかったが、壇上に促されたので仕方なく、私もピースサイン。正直、今宵(こよい)は“著名人”と言える出演者はいなかったと思うが、まねリーマンさんが「誰がいつ、ブレークするかわかんないですからね」。確かに、ここは浜松、出世の街。うなぎ上りで引っ張り凧(だこ)になる前に、一度、生で楽しむのもいいだろう。 

=著名人の敬称略

 【今回の出費 入場料五千五百円(税込み)】

(鎌倉優太)

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