トップ > 静岡 > 地域特集 > 心のおと > 記事一覧 > 2019年の記事一覧 > 記事

ここから本文

心のおと

「元・子供」の大人たちへ

小学校の運動会でラジオ体操

写真

 運動会を巡る議論が最近、よく目につきます。昔に比べ熱中症などの危険が高まっていることから「今の時代にフィットした運動会はどうあるべきか」と。時短運動会が増えたり、そもそもの開催の是非まで問われているようですね。

 それぞれの立場目線での意見はあると思いますが、もし私が児童だったら、なんだか置いていかれているような気がします。

 なんてことを考えながら校庭を歩いていると、泣いている女の子とすれ違いました。一瞬、心配になったのですが、その涙は悔し涙でした。綱引きで負けたことが悔しかったんだそうです。かけっこで2位になった男の子も「来年こそは!」と早速、闘志を燃やしていました。あの女の子も「来年は絶対に勝ちたい」と胸に刻んだことでしょう。

 楽しみな何かが待っていることは大人にとっても人生を豊かにする秘訣(ひけつ)ですよね。子供も同じではないでしょうか。あれもダメ、これも危ないと楽しみを奪うのではなく、どうやったら未来が楽しみな毎日を子供たちにつくってあげられるかを考えてあげたいのです。かつて子供だった私たちになら、きっとできるはずです。

 悲しいことに運動会がうるさいと学校に苦情が入ったり、とある公園では「声を出さないように」と掲示されていると聞きます。でもそこは、かつて私たちがいた場所ですよね。大きな声で笑いながら遊びまわった楽しい場所ですよね。立ち止まって学校や公園を見詰めてみると、あの頃の自分がそこにいませんか?

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索