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心のおと

みんなのピアノ

新幹線改札内のピアノを弾く=JR浜松駅で

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 同じことを表現しても、言葉が違うと響き方が変わります。例えば「キス」より「チュウ」の方が軽やかでかわいらしく聞こえますが「接吻(せっぷん)」となると、深い重なりのように私には響きます。「口づけ」はどうでしょう? 優しさを伴って愛にあふれた表現だと感じるのです。

 だからでしょうか? 「長く甘い口づけを交わす」という歌い出しで始まる「接吻」というオリジナル・ラブの名曲が、いとおしさで満たされた歌に感じるのは。リリースされた当時、やっと大人の入り口に立ったくらいの年齢だった私は、この曲を聴きながら、なりたい女性像を描き、いつしかこの歌は特別な一曲となりました。

 そのオリジナル・ラブの田島貴男さんが浜松駅新幹線改札内のピアノを弾いたという記事を中日新聞で読み、いつも素通りしていたことをもったいないと感じました。

 私は覚えていないのですが、幼稚園の時に正座して両親に「ピアノを習いたい」とお願いし、中学卒業まで習っていました。今は家にピアノはないし、弾く機会もありませんが「自由に弾いていいピアノが駅にあるのだから弾いてみよう!」と、素通りせずに弾いてみました。

 「接吻」を聴きながら描いた理想の女性像はまさしく、こんなふうに、興味のあることにどんどんトライする女性でした。それを思い出しながら、自分が奏でたピアノの音色は優しく響いてきました。

 あなたも弾いてみませんか? どんな響きが聞こえるでしょうか。

 

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