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くらしの知恵袋

高血圧は脳梗塞・心疾患のリスク 減塩生活始めよう

減塩のこつについて紹介する小柳綾加さん=湖西市で

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 静岡県民は、食塩を取りがちだと知っていますか? 食塩を取り過ぎると高血圧になりやすく、脳梗塞をはじめとした脳血管疾患や心疾患の発症リスクも高まります。自分の摂取量を知り、食生活の見直し、減塩生活を始めませんか。ちょっとした工夫で塩分は抑えられます。 

 そもそも、塩分を取り過ぎるとなぜ高血圧になりやすいのか。

 食塩はナトリウムと塩素からできており、血液中では、ナトリウムと水分の割合が一定となっている。ナトリウムが多くなると、この割合を保とうと血液中の水分も増え、血管の中の圧力が高まる。この状態が高血圧だ。

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 厚生労働省は、一日当たりの塩分摂取量の目標値を、男性八グラム未満、女性七グラム未満としている。しかし、県が二〇一六年に実施した県民健康基礎調査によると、男性の食塩摂取量の平均は一〇・六グラム、女性は九・二グラムとどちらも目標値を上回った。県内の脳血管疾患での死亡者数は、全国平均よりも多い。

 県が一六年の特定健診の結果を分析したところ、特に県東部で高血圧の傾向が高かった。「東部では、干物や漬物、揚げ物を比較的多く食べている傾向がある」と県健康増進課の担当者。食生活の改善が高血圧予防の鍵となりそうだ。

 取り過ぎかどうか知るためには−。県はホームページで、十九の設問を選択回答するだけで塩分の取り方を確かめられる「お塩のとりかたチェック」を公開する。湖西市健康増進課の栄養士、小柳綾加さんは「商品に記載されている食塩相当量を確認する習慣を付けると、食生活を見直すきっかけになる」と勧める。

◆ワンポイントアドバイス 「漬物は一日一食」「麺類の汁は残す」「サラダを一緒に」

 自衛策として小柳さんは、しょうゆやソースは料理にかけるのではなく、小皿に入れて少しずつ付けることを勧める。「ハムやソーセージといった加工食品や麺類のほか、漬物、煮物など和食も意外と塩分が多い」と指摘。漬物は一日一食、麺類の汁は残すなど少しの工夫でも減塩できる。

 料理の際には▽カレー粉やショウガなどスパイスを味付けに使う▽みそ汁のだしを取る手間を省くなら塩分の多い顆粒(かりゅう)だしを避け、かつお節のけずり粉を使う▽汁物は具だくさんにして汁の量を減らす−のがこつ。

 一人暮らしで帰りが遅いと、減塩料理も作れず、ついつい塩分の多い出来合いの弁当やインスタント食品に頼りがち。湖西市健康増進課の保健師、森田ゆかりさんに相談すると「サラダを一緒に取るようにすると、野菜に含まれるカリウムがナトリウムを排出してくれる」と教えてくれた。

 県は、塩分控えめで野菜をたっぷり取れるレシピをまとめた「しずおか健幸惣菜(そうざい)」を県ホームページやクックパッドの「静岡県ちゃっぴーのキッチン」で公開している。

(片山さゆみ)

 

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