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ギラギラ暑〜い夏「熱中症対策」 子どもの異変、注意を

熱中症の予防や対策を語る野田昌代院長=浜松市北区で

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 今年の夏も暑くなりそうだ。心配なのはやはり熱中症だ。特に子どもは体の機能が未発達で、注意が必要になる。浜松市北区の小児科医院「わんぱくキッズクリニック」の野田昌代院長や市消防局に、予防と対策のポイントを聞いた。 

 市消防局によると、昨年五〜九月に、七百三十四人が熱中症(疑いを含む)で救急搬送された。このうち、高校生以下は百三十二人だった。

 なぜ子どもは熱中症になりやすいのか。国立成育医療研究センター(東京)はホームページで「体温を下げたり、暑さを感じてから汗をかいたりするまでに時間がかかり、体に熱がこもりやすく体温が上昇しやすくなる」と指摘する。幼少期は大人よりも身長が低く、地面からの照り返しも強く受けるため、大人より三度ほど暑く感じるという。

 野田院長は「幼児は自分から不調を訴えたり、自分で着替えたりすることも難しい。汗や体温、顔色や泣き方など様子を周りの大人が気に掛けましょう」とアドバイスする。

 熱中症の予防策といえば、水分補給が大事だとよくいわれる。野田院長は「スポーツをする前と後に体重を量り、体重の減りが2%を超えないように水分を取って」と注意する。体重の3%の水分が失われると、運動能力や体温調節機能が低下し、熱中症の恐れが高まるとのこと。国立成育医療研究センターも高温時や運動時の水分補給について「九〜十二歳では二十分ごとに百〜二百五十ミリリットル、思春期なら一時間で一〜一・五リットルが目安」としている。

 熱中症は屋内でも起きる。暑い日は、外に出ないで屋内で遊ぶ子どももいるだろう。そうなると、自然とエアコンのリモコンに手が伸びる。市消防局の田中雄己消防士長は「熱中症予防ではエアコンを適度に使うべきで、屋内や車内を適温に保つことが重要。エアコンを使わずに熱がこもってしまう危険を避けるべきです」と呼び掛ける。

◆ワンポイントアドバイス「頭痛や吐き気→涼しい場所へ→治まらなければすぐ病院」

 熱中症になった場合の対処法は−。野田院長は「とにかく涼しい場所で脇の下や首を氷で冷やして、水分を補給して。すぐに冷やせなかったり、頭痛や吐き気が治まらないときはすぐ病院に」と呼び掛ける。

 環境省は熱中症の症状として、めまい、筋肉の硬直、手足のしびれ、頭痛、吐き気、意識障害などを挙げる。救急車を呼ぶ目安について国立成育医療研究センターは「意識障害や全身のけいれん、体温が40度以上」などの場合としている。

(篠塚辰徳)

 

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