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イチ推し

穴場サウナ 駿河区に 極上 スッキリ感

◆包む水風呂/全国から愛好家

受付ではタオルや館内着を受け取る=静岡市駿河区のサウナしきじで

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 インターネットや口コミで評判が広がり、全国から「サウナー」と呼ばれる愛好家が押し寄せるサウナが静岡市駿河区にある。

 その名「サウナしきじ」を初めて耳にしたのは、今年の秋が深まってきた頃。行きつけの居酒屋の常連客から「あそこの水風呂は優しく包んでくれる」とよく分からない表現でお勧めされた。別の居酒屋でもこのサウナ店を熱く語る人がいた。やはり「水に包まれる」らしい。

 サウナーの間では、入浴後に、心身共にすがすがしい気分になることを「整う」という。ぜひ、体験してみたいと思った。

 店の入り口は、ロケやプライベートで訪れた芸能人のサイン色紙で壁一面が埋め尽くされている。男性は平日千四百円、土日祝日は千六百円で、女性はいつでも九百円。サウナは男性のもの、というイメージを払拭(ふっしょく)したいオーナーの意向があるという。

 受付のすぐ右を進むと女湯、左が男湯で、二階の休憩室を含め完全に男女別。入り口にいた数分間でも、「埼玉から来ました」「俺たちは千葉から」と若者グループが続々と来館してきた。

 早速、女性スタッフにサウナの入り方を教えてもらった。まず、体を洗う。公衆浴場なので、マナーは大事。発汗効果を得るため、何より脱水症状を防ぐため、コップ一杯分の水を事前に飲むことを忘れてはいけない。

 体を温めるべく、風呂に入る。下から勢いよく泡が噴き出す。風呂というよりジェットバスと呼んだ方がいいかもしれない。普通の風呂の他に薬草風呂もあり、気分や好みで選べる。

男性用の水風呂は滝のように水が降り注ぐ=サウナしきじ提供

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 満を持してサウナに。室温が違う二部屋が待ち受けており、まずは温度が低い方を試すことにした。下から湯気がもくもくと湧き、六〇度前後の室温の割に熱く感じる。入って二、三分で大量の汗が噴き出てきた。冷や汗以外で短時間でこれほどの汗をかいたのは、人生で初めての体験だった。

 「無理はしないで」という女性スタッフの忠告通り、五分で退室。実は、これまで一度も水風呂に全身漬かったことがなかったが、仕事だと自分に言い聞かせ、「えいや」と入ってみた。すると、体が火照っているせいか、冷たさはあるが寒さはほとんど感じない。

 これを三回繰り返す。体の外側はひんやり引き締まるが、内側はぽかぽかする不思議な感覚がやってきた。確かに気持ちがいい。これが「整う」ことだと合点した。これは後日談だが、翌朝の化粧のりが本当に変わった。

 マネジャーの大村英晴さん(54)によると、男性用のサウナは一〇〇度から一一〇度に調整しているという。「一〇〇度を超えるサウナは珍しいのではないか。熱いサウナと滑らかな水質の水風呂が特徴」と人気の秘訣(ひけつ)を語る。

 常連客の増田明さん(68)=駿河区=は「熱いサウナと冷たい水風呂の繰り返しが病みつきになる」と、通い続ける理由を話した。

 年中無休、二十四時間営業。深夜は宿泊料金が別途かかる。(問)サウナしきじ=054(237)5537

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保坂千裕記者(静岡総局)

 今年入社の駆け出し記者(24)。休みはもっぱら、スーパー銭湯で心身と疲れた肝臓を癒やす。趣味は飲酒とラーメン屋の開拓。来年こそは摂生しようと意を固めつつある。料理ができるようになりたい。

 

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