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イチ推し

ノルディック・ウオーキング 一歩一歩 動きに集中

◆5キロ歩いて…心地よい疲労感

ノルディック・ウオーキングを楽しむ体験会の参加者=静岡市葵区で

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 二本のポールで地面を突きながら歩く「ノルディック・ウオーキング」。近年、日本でも人気が高まっていて、特に静岡県は愛好家が多いという。全日本ノルディック・ウオーク連盟の公認指導員、大橋敏弘さん(59)=静岡市駿河区=が講師を務める体験会に参加してみた。

 元々は、フィンランドが発祥。クロスカントリースキーの選手が、夏の体力維持のために始めたのが発端。日本には、一九九九年ごろに伝わったとされる。

 体験したのは、地面に接するポールの先のゴムが平らなタイプ。元々は、肩を起点にポールを強く動かして地面を押し出せるように、傾斜があるのが本来の形。大橋さんによると、平らなタイプは、お年寄りや運動が苦手な人たちが無理のない形でできるように、日本独自で発展したという。

ポールの先に付いているゴムを紹介する大橋敏弘さん。左が日本独自に発展した平らなタイプで、右が本来の傾斜があるタイプ=静岡市葵区で

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 スタートする前に簡単な説明があり、「垂直に突いて肩甲骨を動かしながら引いて」と大橋さん。年に数回、フルマラソンに出場する筆者は「簡単だろう」と思っていたが、意外と難しい。恥ずかしいことに、同じ側の手足が同時に出てしまう。「初心者はよく、そうなります」と大橋さん。踏み出した足の親指辺りにポールを突き出し、腕を引く。それだけなのに難しい。

 駿府城公園から静岡浅間神社までを往復したが、感じたのは思った以上に運動量が多いということ。漫然と歩くのとは違い、ポールがあることで、自分の身体の動きに意識が集中される。一歩一歩を丁寧に歩いている感覚だ。「上半身も動かすので運動量が上がるが、ポールで補助するので、膝や腰などの負担が少なくなる。奥が深いですよ」と大橋さん。「確かに」と首肯した。

 約五キロを歩いてゴールすると、心地よい疲労感に包まれた。初めて参加したという牧野正史さん(47)=同市駿河区=は「見た目以上に発汗して健康によさそう。続けたい。ゆくゆくはマイポールも買いたい」と話していた。

 県内には、公認指導員が約二百人いるというが、大橋さんによると、静岡市内には公認指導員が四人しかいないという。「盛んな東部や西部に比べて、静岡市はまだまだ。四季折々を楽しみながら、心と体の健康づくりができるノルディックウオークを、中部でも盛り上げていきたい」と話していた。

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高橋貴仁記者(静岡総局)

 岐阜県の岐阜支社から8月に静岡総局に赴任。袋井クラウンメロンマラソンや、静岡マラソンに出場するべく、仕事終わりに、夜な夜な市内を走る日々を送る。調整も兼ねて、ノルディック・ウオークを取り入れようと考えている。

 

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