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イチ推し

島田発「お茶はがき」 袋状、中に茶葉 絵手紙ファンから人気

◆届いて「うれしい」、飲んで「おいしい」

直筆の絵や文を添えて絵はがきとして送れる「お茶はがき」

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 島田市金谷東の日本茶インストラクター、松下ゆかりさん(45)の開発した「お茶はがき」がじわりと人気を集めている。通常のはがきと同じような見た目だが、実は小袋になっており、中には一回分の茶葉が入っている。電子メールや無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使ったやりとりが当たり前の昨今だからこそ、直筆の文章に絵を添えて送ると喜ばれそうだ。

 松下さんの母から年に数回送られてくる絵手紙が開発のきっかけになった。「心が温まるな」と考えるうち、「お試し品」を小袋に詰めて送るお茶業界の風習を思い出した。「この袋に郵便番号を書いたり、切手を貼ったりする欄を付けるだけで、はがきになる。直筆の絵や文だけでなくお茶も一緒に届けたら、もっとうれしいのでは」と試作品を作り始めた。

 昨年夏には、ホームページを立ち上げてインターネット販売も始めたが、知名度はなかなか上がらなかった。「お茶の香りがするはがき」と勘違いされたこともあったという。

 絵手紙の月刊誌に広告を出すと、絵手紙ファンから注文が相次ぐようになった。普通紙だと絵を描いたときの「にじみ感」が出ないことが分かり、急きょ絵手紙で一般的に使われる画仙紙のお茶はがきも作った。

「お茶はがき」で書いた絵手紙を眺める松下ゆかりさん=島田市金谷東で

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 最近は急須を持たない家庭も多く、県産のお茶の味も本格的に楽しんでほしいと、ドリップコーヒーのようにお湯を入れるだけで飲める「ドリップ式」を採用した。現在は緑茶以外にほうじ茶と紅茶も加えた。

 松下さんは「お茶はがきは日本の文化を送れる。県外など遠くにいる大切な人、近くにいるけど直接感謝を言いにくい人に、さりげなく気持ちを伝える手段にしてほしい」と話す。

 通常のはがきは六十三円切手が必要だが、定形郵便扱いのため八十四円切手が必要になる。いずれも税込みで普通紙は三枚八百四十円、十一枚三千八十円、画仙紙は三枚九百三十円、十枚三千百円。インターネットで「ティーハッピーお茶はがき屋」で検索し、購入できる。(問)お茶はがき屋(ヤマニ製茶内)=0547(45)3773

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大橋貴史記者(島田通信局)

 滋賀県の彦根支局から8月に島田通信局に赴任。入社4年目にして健康診断では年々数値が悪化し、医師からは禁煙を勧められている。福山雅治の「桜坂」をモノマネで歌うのがカラオケの十八番。

 

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