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イチ推し

シニアのスマホ 使い方講座 人気じゃぞ

◆ラインやカメラ 90代も受講

スマホ教室を専任で受け持つ西名利江子さん=浜松市中区で

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 若者世代を中心に普及しているスマートフォン。最近は高齢者の利用も増えており、使い方などを学ぶ「スマホ教室」がシニア層に人気となっている。携帯電話大手のNTTドコモショップの浜松中央店(浜松市中区)の無料講座に参加し、需要の要因を探った。

 この日の講座テーマは「スマートフォンでLINE(ライン)を楽しもう」。ラインは通話やメールが楽しめる人気アプリの一つ。店内の一角に作られたスペースには、年配の参加者たち11人が集まっていた。

 「楽しい機能を覚えてステップアップしましょう」。同店スマホ教室の専任講師、西名利江子さんが元気な声で話し始めた。「既読マークが付くと、相手がメッセージを読んだことが分かります」「すぐに返事をしないといけないというわけではありません。既読マークは災害時の安否確認にも使えます」。西名さんがスマホの画面をモニターに映し出し、丁寧に使い方を教える。

 講座は1回1時間で、カメラ機能やインターネットなどレベルに応じて全23種類ある。中でも最も人気なのが、このライン講座。入門編と応用編の2講座を用意してあるが、何度も受講するリピーターが多い。災害時に便利な機能や、キャッシュレス機能を学ぶ講座も人気があるという。

 同店がスマホ教室を始めたのは2017年11月。当初は毎月50〜60人だったが、最近は1カ月に300人を超えるなどその数は徐々に増えている。2年間での参加者数は延べ約4500人。年齢層は8〜9割が65歳以上で、90代の受講生もいる。

 今年1月に折り畳み式の携帯電話からスマホに買い替えた藤谷淳子さん(73)=中区=は、主にラインや音楽アプリ、写真機能を使っているといい、「パソコンなら使えるから、スマホも何とかなると思ったけれど、全然違うから困っちゃって」と参加理由を話した。西名さんは「子どもや孫に勧められて参加するケースが目立つ印象。参加者はだんだん増えてきています」と語った。

 <スマートフォン> パソコン並みにさまざまな情報処理機能を備えた携帯電話。ほとんどがタッチパネルで操作する。2007年にアップル社が初代iPhone(アイフォーン)を米国で発売し、一気に普及が進んだ。MM総研によると、2018年度の国内でのスマホ出荷台数は3061万台。携帯電話の総出荷台数は3456万台で、88.6%をスマホが占めた。

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篠塚辰徳記者(報道部)

 昭和末期の1988年生まれの31歳。約10年前からスマホを使っている。一度は折り畳み式に戻したが、「えっガラケーなの?」という周囲からの残念そうな目線に耐えられず、スマホに戻した思い出を持つ。

 

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