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イチ推し

静岡茶の魅力発信 若手生産者8人顔写真入り一煎パック

イケメン茶農家の顔写真を押し出した一煎パック

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 「私は、茶農家です」−。静岡市の若手茶農家8人が静岡茶の魅力を広めようと活動を始めた。グループ名はその名も「CHA NO−KA(茶農家)」。自分たちの顔写真をプリントした緑茶などの一煎パックを開発し、三月に発売した。

 茶農家は、グリーンエイト(清水区和田島)の北條真悟さん(36)や、まるうみ園(同区茂畑)の杉山大智さん(29)ら二十〜三十代のいずれも男性。茶価の低迷や担い手不足などに危機感を抱き、ブログや会員制交流サイト(SNS)を駆使して発信する。

 パッケージや企画のポスターはグリーンエイトで撮影した。イケメンたちがスーツを身にまとい、花を持ったり、ニット帽をかぶったりと、目を引くデザインになっている。

「CHANO−KA」プロジェクトのポスターと、企画した宇野太基さん=静岡市清水区で

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 八人を結び付けた仕掛け人が、グリーンエイトで昨年九月から働く宇野太基さん(30)。同社が出店したマルシェで八人を見て感じた印象が「かっこいい。いい意味で茶農家らしくない」

 八人の中には、茶農家を継ぐ前はアパレル業界に勤めていたり、日本茶インストラクターの資格を持った「お茶博士」がいたりする。茶農家が一般的に持たれている「古い」「閉鎖的」などのイメージを覆すには適任だった。

 一煎パックは、静岡茶を若い世代に手に取ってもらうために土産品として開発した。東海キヨスクによると、東海道新幹線の主要駅の店舗で販売している土産品の人気ランキング(七月発表分)で、静岡駅の一位は春華堂(浜松市中区)の「うなぎパイ」。上位五位までに、静岡茶に関連する商品はなかった。

 手軽さを優先し、急須が必要となる茶葉ではなくティーバッグとした。飲み方は商品の裏側を見れば分かる。好きな種類のお茶でも、「推しメン」の茶農家から選んでもいい。

 宇野さんは「あくまで知ってもらうためのきっかけづくり」と話す。北條さんは「農家同士で競合するのではなく、互いの良さを認めて、お客さんには農家ごとのこだわりの違いを楽しんでもらいたい」と、業界の将来を見据えている。

 全八種類のティーバッグは一個二百円(税抜き)で、静岡市清水区のエスパルスドリームプラザやグリーンエイトカフェで購入できる。(問)グリーンエイト=054(395)2203

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谷口武記者(静岡総局)

 千葉県出身の25歳。オクシズ(奥静岡)に行くことが好きで、またお茶を取り上げることに。互いを認めて刺激し合う、8人のライバル関係に引かれました。アイドルが好きなので、微力ながら応援します。

 

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