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イチ推し

日本茶カフェ 気軽に おしゃれに

◆県内の茶農家ら 続々出店 

別荘の雰囲気で日曜午後に開く「セルフお茶カフェみつはし」=牧之原市東萩間で

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 県内で日本茶を気軽に味わえるカフェが増えている。茶農家の軒先でくつろぐ「縁側カフェ」から、店員がおいしく入れてくれるおしゃれな店までさまざま。楽しみ方も幅広い。

 牧之原大茶園にある「セルフお茶カフェ みつはし」(牧之原市東萩間)は、まきストーブを備えた別荘のたたずまい。茶農家の三橋修さん、まゆみさん夫妻が自宅横に四年前に設けた。毎週日曜日の午後一時から日没までセルフの店として開けている。

 好みの茶器を選んでガラスの急須で入れ、外の茶畑を眺めたり、三橋さんらと雑談したりしてのんびりする。友人と訪れるようになった宮崎乃ぞ美さん(22)は「アットホームで居心地がいい」と通う。

 三橋さんは「急須でおいしく入れる良さを伝えたい。無料だったが、『次に来られない』という人もいて、場所代百円をもらうようにした」と話す。

◆縁側でのんびり 富士山望みながら

好天の日には富士山が見える「おかかえ茶園かねぶん」=静岡市清水区吉原で

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 「県外の方は茶園と富士山の景色の写真を撮りに行きながら寄りたいという人が多い」と話すのは、静岡市清水区吉原の茶農家、白鳥文也さん(24)。茶の栽培から販売まで手掛ける「おかかえ茶園 かねぶん」を、父親とともに営む。

 一年半前、「リラックスする時間を提供したい」と標高三百メートルの自宅店舗に、富士山を望む立地を生かしたテーブル席を設けた。茶は客が自分で入れる。手摘み茶と和菓子が楽しめる。席代千円。予約制。

 静岡市葵区の茶問屋街にある日本茶カフェ「茶空間」は十七年間営む草分け的な存在。店長の望月督泰(まさひろ)さん(64)は「最近、外国人の来店が目立つ。日本の文化、日本茶を学びたいと訪れ、飲み比べてまとめて買っていく」と話す。

「茶問屋街は小口仕入れができ、カフェに向く」と話す望月督泰さん=静岡市葵区若松町の「茶空間」で

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 産地や品種、製法などが異なる約五十種類の茶をそろえる。「お客さんはお茶にかかわる生産、流通の情報を求めて来る」と話題の提供に心を配る。

 最近は茶問屋も市中心部に若者向けの日本茶カフェを出店している。望月さんは「問屋業も小売店に物を卸すだけでなく、売り方もプラスして売っていく時代になり、消費感覚を学んでいるのではないか」とみている。

 日本茶インストラクターの原賀弘子さん(48)=富士市=は日本茶カフェの利用者の一人。日本茶カフェはコーヒー店に比べると営業日、時間、席数などが限られているので、事前にホームページなどから情報を入手しておくのが良いと促す。

 玄米茶やほうじ茶をほうろくという道具でいる体験ができる「佐野製茶所」(富士市岩本)、庭園が眺められる「とらや工房」(御殿場市東山)などがお気に入りという。

 問い合わせ先一覧

セルフお茶カフェ みつはし=0548(27)2090

おかかえ茶園 かねぶん  =054(368)1913

茶空間          =054(221)1233

佐野製茶所        =0545(64)2288

とらや工房        =0550(81)2233

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松本利幸記者(静岡総局)

 本紙夕刊、県内版の「茶況」欄を担当する。茶業者らは「お茶の古くさいイメージを変えたい」とおしゃれなお茶カフェを開設している。カフェをめぐり、癒やしの空間を見つけてみてはいかがでしょうか。

 

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