トップ > 静岡 > 地域特集 > イチ推し > 記事一覧 > 2019年の記事一覧 > 記事

ここから本文

イチ推し

賭けない飲まない吸わない 健康マージャン

笑顔で卓を囲む健康マージャンの参加者=浜松市南区福島町の五島協働センターで

写真

 「お金を賭けない」「酒を飲まない」「たばこを吸わない」を合言葉にする健康マージャンが、高齢者の間で注目を集めている。指を動かしながら頭を使うので、認知症予防にも効果があるといわれ、自治体でも教室が開かれている。浜松市内では四年ほど前から組織が立ち上がっている。毎日、酒を飲み不摂生な生活をしている不健康記者が健康マージャンを体験し、その魅力に迫った。

 二月上旬、浜松市南区の五島協働センターで毎週金曜日に開かれている健康マージャン「生きいき健康倶楽部」にお邪魔した。午後一時からの午後の部に集まったのは十三人ほど。くじ引きで席を決め、三つの卓に四人ずつ座った。私もそこに入れてもらった。「よろしくお願いします」。あいさつもそこそこに、みんな真剣な表情に切り替わり、パイを見つめ始めた。

 普段行くジャン荘では、誰かしらたばこを吸っているため、副流煙を吸わずに打つ機会などほとんどないが、この日はもちろん禁煙。酒も入っていないため、おのずとパイを握る手にも力がこもる、気がした。半チャンを終えて四人中、三着。みんな手堅いマージャンだったのもあり、一回しか和了(あが)れず少し悔しかった。だが十分楽しめた。

健康マージャンに参加した記者

写真

 倶楽部を支援するのは、不動産事業などを手掛ける一般社団法人「JRE」(南区西島町)。社内にマージャン好きが多かったのもあり、社会福祉活動として、四年前に浜松で初めて健康マージャンを始めた。現在は会員約四十人。午前と午後の部合わせて、計二十人ほどが毎回集まるという。

 JREの責任者を務める野又義正さん(47)によると、当初はマージャンが持つ悪いイメージにてこずったという。「公共施設の管理者が嫌がって、場所を借りるのも大変だったよ。なんか悪いことするんじゃないかと思われたんでしょうね」と笑う。

 ジャン卓やパイはJREの持ち出し。会員は毎回、千円を支払ってマージャンを打つ。ほとんどが経験者だが、初心者から始めた人も数人いる。退会者はほとんどいないという。「将棋や囲碁などは勝つ人が決まっているでしょ。マージャンは運の要素も大きいから初心者にも優しい」と野又さん。

 四年前の最初から参加する中津川勝久さん(70)=南区芳川町=は「毎週楽しみにして通っているよ。ジャン荘みたいに目が血走っている人もいないし、落ち着いて打てるからいいね」と話していた。

 生きいき健康倶楽部は、毎週金曜の午前九時半〜正午に午前の部が、午後一〜四時に午後の部が開かれる。(問)同倶楽部=090(4157)2014 

写真

鎌倉優太記者(報道部)

 宮崎県出身の26歳。マージャン歴は8年ほど。大学生のころは夜な夜な学友たちと卓を囲んだ。最近の目標は定期的に開かれる会社対抗のマージャン大会で優勝すること。好きな役は嶺上開花(リンシャンカイホウ)。記者としても一花咲かせたい。

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索