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地域がつなぐ仲間たち

アトサキセブン発展会(葵区七間町) 町の歴史、文化発信

「OMACHI創造計画」を説明する会員(奥)=静岡市葵区で

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 これまでの歴史や文化の跡(アト)とこれから先(サキ)を考える、静岡市葵区七間町(しちけんちょう)周辺の地元有志の会。地域の住民や出店者ら約六十五人で運営する。

 アトサキセブンの活動範囲は、映画館街として栄えた七間町を中心に、昭和通り、本通、ときわ通り、国道1号に囲まれた二百五十平方キロメートルほどの旧寺町。

 大石剛靖会長(55)は「信号の少ない地域だから、自転車で簡単に行き来できて用が足せる場所。『用マチ』とも呼ばれていた」と話す。信号機は江川町通り沿いに二個あるだけだ。

 七間町の三映画館が閉館を発表した翌年の二〇一〇年に「七間町の明日を考える会」として始まり、今に至る。江戸時代から東海道の宿場町として発展してきた「歴史」、芝居小屋や映画館があった大衆娯楽の「文化」、店舗・住宅・寺社が混在する「下町力」の三つの合言葉に沿ったまちづくりや価値向上を進める。

 エリアには、大石会長が専務を務める「大石精肉店」(常磐町)など地域に根付いた老舗が多い。人宿町の建設会社「創造舎」が手掛ける「OMACHI創造計画」で新しい店もここ六年で三十五店増えた。地域の価値を高めるため、地図を作ったりアトサキ歴史ツアーを催したりと、地域の情報を内外に発信。映画館跡に造られた市上下水道局庁舎や常磐公園では、老舗と新店が一堂に会すイベントを定期的に開く。

 常磐町には新一万円札の肖像画に決まった渋沢栄一が暮らした教覚寺もある。大石会長は「これも町おこしの一つにつながれば」と期待する。

 「シズオカ×カンヌウィーク」の五月十八、十九日には、市上下水道局庁舎にペンギンがやってくる「アトサキ水族館」と生ビールの飲み比べなどを楽しめる「アトサキマルシェ」がある。(問)大石精肉店=054(252)1725

(谷口武)

 

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