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400本の河津桜が満開 浜松・西区

満開を迎えた河津桜と菜の花を楽しむ見物客=浜松市西区大山町の花川沿いで

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◆住民が荒れ地整備 新たな名所に

川岸を盛り上げる住民手作りの飲食コーナー=浜松市西区大山町の花川沿いで

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 浜松市西区大山町の花川沿いに植えられた河津桜が満開になり、県内外から多くの人が訪れている。荒れ果てていた川岸を「人々が行き交う場所にしたい」と住民が手を取り、活動を始めて十三年。三月初旬まで開催中の「東大山 河津桜祭り」は、約五万人が訪れる新たな人気スポットになっている。

 雲間から時より太陽がのぞく二十六日の昼下がり、川岸約一キロにわたり優美な河津桜が満開になった花川沿いに、愛知県から観光バスツアーの団体客が訪れた。一家五人で参加した名古屋市西区の河内裕紀さん(32)は「浜松にこんなに良い河津桜の名所があるとは思わなかった」と花見を楽しんだ。

 大山町の花川沿いは、十七年ほど前まで雑木や竹が密集し、住民は不法投棄に悩まされていた。「マットレスや冷蔵庫が川沿いに転がるような場所だった」と祭りを企画する「和地ふるさと会」の野中正明さん(69)は当時を振り返る。

 東大山地区の住民らが三年ほどかけて雑木や草を取り除き、二〇〇七年に整地し、河津桜の苗木四百本と、五千平方メートルの畑に菜の花を植え育ててきた。

 当初は住民だけで桜を楽しんでいたが、「浜松の新たな名所に」という機運も高まり、六年前から祭りを開いている。住民が手作りした菓子や地元野菜の販売、軽食コーナーも設けている。今年は暖冬の影響で開花が例年より十日ほど早く北岸が満開を迎えている。

 土日は、菜の花畑で乗馬体験(有料)を開催。周辺に無料駐車場がある。野中さんは「ごみだらけだった花川が、今はたくさんの方が来てくれる場所になり感激している。これからもみんなで頑張っていきたい」と笑顔を見せた。

(久下聡美)

 

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