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水谷勝った!地元歓喜 Tリーグ県内初開催

ラリーを繰り広げるなど、好プレーを披露した水谷隼選手=11日、袋井市のさわやかアリーナで

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 静岡県で初開催となる卓球のTリーグが十一日、袋井市のさわやかアリーナであり、今夏の東京五輪で混合ダブルスに出場する水谷隼選手(磐田市出身)が所属の木下マイスター東京が、岡山リベッツに3−1で勝った。団体戦のシングルス戦に登場した水谷選手は得意のラリー戦を繰り広げて白星を挙げ、詰め掛けた千二百人以上の観客をわかせた。

 攻め込まれ、守勢に回っても、柔らかいタッチで相手コートにボールを戻し続ける。第一ゲームに二十回近く続いたラリー。最後は惜しくもポイントを奪われたものの、一球ごとに客席から歓声が湧いた。

 二ゲームを奪って迎えた第四ゲーム終盤、6−8から勝利を呼び込む流れを引き寄せたきっかけも、会場を引き込むラリー戦だった。角度のついた高速の打球の打ち合いを制すと、一挙に五連続得点。「たくさんの人を引きつけるし、自分も得意」と意識するプレーを見せつけ、自身の今年のリーグ戦初白星を袋井の地でつかんだ。少年時代を過ごした静岡県での真剣勝負は「多分、中学生以来」。前日までにたくさんの知り合いからメッセージが届き、旧知の関係者も数多く来場した。「ここで負けて終わるというのは自分が許せなくなる。勝ってみんなに喜んでもらいたいなという気持ちは強かった」という言葉通りの試合で観衆を魅了。チームのプレーオフ進出に向け弾みをつけた。

 東京五輪の目標にメダル獲得を公言する。「(シングルス三位だった)前回の五輪の時と同じように、また磐田でパレードができるようメダルをとりたい」と意気込んだ。

 木下マイスター東京のホーム戦として開催された十一日の試合では、多くの観客がチームカラーの緑色のグッズを身に着け、会場全体をほぼ一色に染め上げた。水谷選手の地元・磐田の関係者も多く駆けつけ、満員のスタンドから声援を送った。

1200人を超える観衆で満員となった会場=11日、袋井市のさわやかアリーナで

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 小学生時代の水谷選手を知る磐田卓球協会の大庭正裕会長は「サーブのキレや緩急の打ち分けがすごい。久しぶりに生で見て、やっぱりすごく成長している」と相好を崩した。

 水谷選手の出身チームである豊田町卓球スポーツ少年団からは十五人ほどの子どもたちが訪れ、先輩のプレーを目に焼き付けた。チームの代表を務める水谷選手の父、信雄さん(59)は「頑張ればああいうプレーヤーになれる、と子どもたちにも伝えた」と話した。「東京五輪は彼にとって最後の五輪になると思う。ケガをしないように気を付けて、最高のコンディションでメダルをとってほしい」と期待を込めた。

 水谷選手は「『水谷隼』と書いたプラカードやタオルを持っている人もたくさんいて、すごく力になった。静岡の卓球人気を感じたし、来季も県内で試合ができたらいいなと思う」と望んだ。

(酒井大二郎)

 

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