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島田の諏訪原城 あす「御城印」発売

11日から諏訪原城跡で販売を始める御城印やクリアファイル、缶バッジを手にする市職員=島田市で

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 島田市は十一日、諏訪原城の「御城印(ごじょういん)」を国史跡・諏訪原城跡(同市菊川)などで発売する。城跡にはこれまでお土産と呼べるグッズがなかった。御城印は全国の城マニアに人気が高く、市は「初の土産品」として売り込みを図る。

 御城印は近年、神社の「御朱印」のように一般的になっている。各地の城を巡り、御城印を収集するマニアも多く、県内では浜松城や駿府(すんぷ)城、掛川城などでも製作している。

 デザインは諏訪原城を治めた三人の武将に由来する。城は一五七三年、武田勝頼が西部侵攻への足掛かりのために築いたが、二年後の長篠の戦いで織田・徳川連合軍に敗れ、徳川の所領となった。その後今川氏真の手に渡った。御城印には武田、徳川、今川の家紋が縦に並ぶ。

 城跡は周辺の道路拡幅工事で発掘され、長く木々に覆われていた。武田流築城の特徴である「三日月状の堀」が見つかるなど、次第に戦国期の山城としての価値が見直され、二〇一七年には日本城郭協会が指定する「続日本百名城」に選ばれた。

 島田市は昨年十二月二十一、二十二の両日にあった城郭の全国イベント「お城EXPO」に試験的に御城印などを出展した。用意した四百枚の御城印はわずか三時間で完売。予備として持参した五百枚も急きょ並べたが、すぐに売り切れた。一緒に作った缶バッジやクリアファイルの十五倍の売り上げがあった。

 市の担当者は「御城印の効果は絶大。観光客増に大きな期待が持てる。収益を遺跡の保全や、さらなるグッズ展開にも結び付けたい」と話す。

 城跡入り口付近のビジターセンターと市博物館で販売する。各種三百円(税込み)。缶バッジとクリアファイルも同時発売する。(問)市文化資源活用課=0547(36)7381

(大橋貴史)

 

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