トップ > 中日新聞しずおか > 静岡写真ニュース > 記事

ここから本文

静岡写真ニュース

アレルギー除去 御殿場市の給食米粉カレー市販へ

発売される「ごてんばこめこカレー粉」

写真

 小麦粉や乳製品にアレルギーのある子どもも食べられ、御殿場市の給食で親しまれている「ごてんばこめこカレー」のカレー粉が、来月二日から市販される。市学校給食課の栄養士などが開発したもので、アレルギーの元となる食材を除去した給食が販売につながった例は「調べた限りでは見当たらない」(同課)といい、全国でも珍しい試みだ。 

 同課によると、市内では児童・生徒約七千六百人のうち三百人ほどに食物アレルギーがあり、通常のカレーを食べられない子どもは十数人いる。学校の献立に合わせ、小麦粉などを除去したカレーを子どもに持たせる家庭などもあり、同課は皆が同じメニューを楽しめるようにと「ごてんばこめこカレー」を開発、二〇一五年から提供を始めた。給食センターから各校に配送している。

 カレー粉には小麦粉の代わりに「ごてんばコシヒカリ」の米粉を使っているのが特徴。クミンやコリアンダー、カルダモンなどカレーに必須のスパイスも入っているが、米粉本来の甘みととろみがカレーにとけ込み、子どもの好むやや甘めの味に仕上がった。

カレーの日に提供された給食を楽しむ子どもたち=御殿場市で

写真

 小麦と乳成分だけでなく卵、そば、落花生、えび、かにを合わせた「特定原材料七品目」をすべて除去しており保護者からも関心が高い。同課によると、カレーは人気のメニューで、月三回ほど出しているが、このうち年三回を「ごてんばこめこカレー」に置き換えている。毎回ほぼ「残食ゼロ」の人気で、最近、「ごてんばこめこハヤシ」もメニューに加わったという。

 こうしたことから、本年度、まずはカレー粉三百袋を、市役所の食堂や観光案内所など市内十カ所で調査販売する。購入者にアンケートを行い、結果を踏まえて、販路やメニューの拡大を検討するという。

 「ごてんばこめこカレー粉」は一袋百グラム入りで四百円(税込み)。一袋で四人分のカレーを作ることができる。購入者にはレシピも配布する。(問)市学校給食課=0550(78)6689

(前田朋子)

 

この記事を印刷する

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索