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さくらさん飼育のカメおめでた 河津・iZoo

さくらももこさんが生前に飼育していたビルマホシガメのカメミ=iZoo提供

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 人気漫画「ちびまる子ちゃん」の作者で、昨年八月に亡くなった漫画家さくらももこさんが飼育していた絶滅危惧種のリクガメ「ビルマホシガメ」の体内に卵四個が確認された。現在は河津町の体感型動物園「iZoo(イズー)」が引き取り、飼育展示中。近く産卵する見込みで、園の職員らが『初産』を今か今かと見守っている。

 さくらさんは生前、この雌ガメを「カメミ」と名付けて育てていた。その後、「最適な環境で飼育してほしい」とさくらさんの親族から依頼され、譲り受けた同園が五月から飼育展示を開始。今は同種の別の雌と雄ガメ一匹ずつと一緒に公開している。

 園によると、今月二十六日、カメミが後ろ足で土を掘ったり、しっぽを振ったりして産卵する兆候を見せた。カメミにとっては初めての産卵となる。念には念をと、エックス線検査をして体内にある長さ三・五センチ程度の卵四個を確認した。

エックス線検査でカメミの体内にあることが確認された卵=iZoo提供

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 カメミは現在、十二歳で体長は二八センチ。元気に過ごしているが、園に来てからは飼育環境の変化によるストレスから一時期は入院するほど体調が悪化。命の危険もあったという。

 危機を乗り越えての吉報に、白輪剛史園長(50)は「さくらももこさんが育てていたというエピソードのあるカメだけに喜びと驚きは大きい。希少なカメの繁殖に向けた第一歩にもなる」と産卵を心待ちにする。

 ビルマホシガメはミャンマー原産で、黒色の甲羅に黄色の線で放射状に入った模様が特徴。現在は国内外での商取引は禁止されており、国内での繁殖例は少ない。

 同園では、カメミとは別の雌ガメが九月に産卵しており、早ければ十二月ごろにふ化する見込み。成功すれば同園として初の繁殖となる。

(山中正義)

 

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