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唱歌「御前崎」で魂つなぐ

◆市民の会が児童に披露

唱歌「御前崎」を歌う愛唱する会のメンバー=御前崎市白羽小で

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 合併前の旧御前崎町(現御前崎市)で昭和初期に生まれ、親しまれた唱歌「御前崎」を再び広めようと、市民が「郷土唱歌『御前崎』を愛唱する会」をつくった。二十八日に同市白羽小学校の始業式で児童らに合唱を披露。会代表の元町職員、曽根竹男さん(80)=御前崎市白羽=は「御前崎の魂がこの歌にはある。歌を通して皆の絆を深めたい。今、私たちが伝えていかなくては」と話す。

 「御前崎」は、三十歳で病没した旧御前崎町の文筆家、下村徳市さんが作詞した。師範学校の音楽教諭三人が作曲し、一九三五年ごろに県が開いた郷土唱歌コンクールで入選した。

 「●波うち寄(よ)する 御前崎 聳(そび)えて高き 灯台は 白衣(びゃくえ)の姿 おごそかに 荒海遠く 照らすなり」と御前崎の風景を歌っている。

 その後、NHKラジオで放送され、御前崎小のPTA音楽クラブで歌うようになった。町の有線放送で全町に流されて浸透し、町民が口ずさむようになった。白羽公民館祭りでは今も歌うが、子どもを中心に歌を知らない住民が増えた。

 会は二十五人で六月に結成。十月に浜岡吹奏楽団や白羽小児童と共演し、二〇二〇年三月に静岡市で開かれる県の郷土唱歌を歌う催しに出演する。

 白羽小の始業式では会員十六人がピアノの伴奏に合わせ、全三番を合唱。児童から拍手をもらった。

 曽根さんは「これから福祉施設や学校など、いろいろなところで歌っていきたい」と郷土唱歌の復活と普及を目指す。

(河野貴子)

文中の●は庵点(いおりてん)

 

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