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二刀流の夢、かなえる一手 浜松学院大の青池さん

「保育士になったら子どもたちに囲碁を教えたい」と語る青池小春さん=26日、浜松市中区の浜松学院大で

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 浜松学院大(浜松市中区)子どもコミュニケーション学科四年の青池小春さん(21)が三日、囲碁の女子大学生の頂点を決める全日本女子学生本因坊決定戦で三位入賞を果たした。保育士を目指す中、強豪の早稲田や慶応といった有名私大の囲碁部の選手がひしめく大会で、念願の好成績を収めた。

 小学二年から父や祖父の影響で囲碁を始めた青池さん。小・中学生で男女合同の県大会で優勝したほか、高校二年で全国大会女子の部で二位になるなど、県内随一の女性棋士として活躍してきた。

 大学生になり、思うように成果を残せなくなった。プロ棋士の養成機関「院生」の出身者がアマチュアの大会に出場するようになったからだ。院生から棋士採用試験に受かるのはごくわずか。夢破れた「元院生」の高校生は囲碁の実力を武器に、有名私大に推薦枠などで入学するケースも多い。

 青池さんは小さいころから「保育士になりたい」という夢があり、院生には所属しなかった。それでも高校卒業時に実力を認められ、有名私大から誘いも受けた。だが、その大学には保育士になるための学部がなく、断念した。

 仲間と一緒に実力を磨き合う強豪大の囲碁部をうらやんだこともある。だが、インターネットの囲碁ソフトで全国の実力者と対局するなどして腕を磨いた。

 最後の大会。全国八地区から勝ち抜いた二十三人の精鋭が四組のリーグに分かれ争う。青池さんはリーグ戦を全勝で突破し、これまで成し遂げられなかった念願の四強入り。決勝トーナメント初戦で、優勝した元院生に敗れたが、続く三位決定戦では勝利を収めた。

 来年四月からは名古屋市北区の保育園に勤める。「園児に囲碁の面白さを教えながら、一般のアマ大会でも好成績を残せるように頑張りたい」と笑顔で語った。

(鎌倉優太)

 

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