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携帯翻訳機、日本語教育に活用 袋井の12小学校 

ポケトークを使った授業を体験する児童ら=17日、袋井市の袋井東小で

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 外国人児童が増加している袋井市内の十二小学校で十七日、世界七十四言語に対応するAI(人工知能)翻訳機「ポケトーク」の活用が始まった。外国人児童の日本語学習や日々の学校生活などで、先生と児童、児童間のコミュニケーションを助ける。市教委は「外国人児童とその保護者への支援の一助となれば」と期待している。市によると、ポケトークを全小学校に配備する自治体は県内では初という。

 携帯型翻訳機のポケトーク(縦十一センチ、横六センチ、厚み一・六センチ)は各小一台ずつ配備。この日、全校児童三百十人のうちブラジル国籍を中心に十六人の外国人児童が在籍する袋井東小で、日本語学習支援の「取り出し教室」での様子が公開された。

音声のほか、文字でも表示されるポケトーク

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 ブラジル人児童四人が参加した国語の授業ではポケトークを使い、果物や野菜の絵が描かれたカードを見て、その名前を日本語で答えるやりとりなどがあった。子どもたちがポケトークに果物などの名前をポルトガル語で吹き込むと、数秒後に日本語に翻訳された音声が流れ、正解すると笑顔を見せていた。

 担当の中村聖(きよ)教諭は「今までよりスムーズに意思の疎通を図ることができる。子どもたちの早期の日本語習熟につながるのでは」と話した。

 市教委によると、市内の外国籍の児童生徒は外国人労働者の増加に伴い、五月一日時点で十三カ国三百二十人(小学生二百二十七人、中学生九十三人)が在籍しており、二〇一七年に比べて一・三倍になっている。一九年四〜六月末の編入学児童生徒についても三十三人と前年同期比二・五倍に急増している。

(土屋祐二)

 

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