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浜松商が県大会V 春季高校野球

春季高校野球県大会で優勝を決めて喜ぶ浜松商ナイン=5日、草薙球場で(立浪基博撮影)

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 浜松商が令和最初の県王者に−。五日、静岡市駿河区の草薙球場であった第六十六回春季東海地区高校野球県大会決勝で、浜松商が十六年ぶり七度目の優勝を果たした。加藤学園に13−5の圧勝。

 選手たちはマウンド上で、令和になって初の県大会制覇に喜びを爆発させた。一位、二位の両校は静岡市で二十四〜二十六日にある東海大会に出場する。 三位決定戦は常葉大橘が浜松工に12−5で七回コールド勝ちした。

◆小野田 逆風を突き右翼に一発

浜松商―加藤学園 4回表浜松商無死一塁、右越え2点本塁打を放つ小野田昇平選手=草薙球場で

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 令和最初の県優勝に、浜松商の中軸打者、小野田昇平選手(三年)が本塁打で花を添えた。

 5点差をつけて迎えた四回、死球の走者を一塁に置き右翼席にアーチをかけた。「前の打者がデッドボールだったので、内角を攻めてくると思って狙っていた。そこへ来たので、振り抜いた」。逆風を突いてスタンドに飛び込むダメ押し弾に手を上げてダイヤモンドを一周した。

 準々決勝と準決勝は先発から外れたが、決勝は五番に入って4安打3打点と活躍。右翼守備でも一回に、相手の右前打からバックホームで二塁走者を本塁に憤死させて得点を許さなかった。攻守に勝利に貢献し、「東海大会も優勝し、夏の静岡大会も勝つ」と力を込めた。

◆古豪復活へ見せた地力

6回途中まで力投した浜松商の湖東遼馬投手=草薙球場で

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 浜松商が伝統の力を発揮して、十六年ぶりに春の王座に返り咲いた。

 準々決勝、準決勝と二試合連続で試合をひっくり返し「逆転の浜商」の粘りを示した。決勝は打力で流れを決めた後もなお、送りバントで突き放す、身上の手堅さを見せた。本塁打を打った後の七回の打席で送りバントを決めた小野田昇平選手(三年)は「1点を取りに行くのが浜商の野球。ベンチでもそんな雰囲気になっていた。バントしかないと思っていた」と振り返った。

 持ち味の守りにはミスも出たが、エース湖東遼馬投手(三年)が踏ん張り抜いた。「点を取られても、打線が何とかしてくれる。仲間を信じて投げた」。昨年十二月に内野手から投手に抜てきされた右腕は、六回途中まで6安打、11四死球を与えたが、5失点にしのぎ、頂点への道を切り開いた。「自分が優勝を決める試合で投げるなんて、大会前は思ってもみなかった」と笑みを浮かべた。

 ここ数年、越えられなかった県の4強の壁を突破して到達した頂点。鈴木祥充監督は「練習を工夫し、上積みができた。成長している」と手応えをにじませた。

(白旗一貴)

 

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