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静岡写真ニュース

願い新た、空高く 浜松まつり開幕

願いを込めて勇壮に舞い上がる令和凧=3日、浜松市南区の凧揚げ会場で(袴田貴資撮影)

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 天高く大凧(だこ)が舞い、夜の街に御殿屋台が並ぶ「浜松まつり」が三日、浜松市で開幕した。令和元年を迎えた今年は百七十四町が参加。五日までの三日間をまつり一色に染め上げる。

 遠州灘に面した同市南区の凧揚げ会場は強風に見舞われ、落ちる凧が続出。市職員有志が「令和」の二字を配した六帖(じょう)凧は四度目の挑戦で空高く舞い上がり、新たな時代の到来を祝った。

 中区の助信町「助組」は町内凧の左上に「令和」の文字を据えた。組長補佐の房秀行さん(51)は力強く揚がった凧を見上げ、「これをきっかけに景気の良い時代になってほしい」と笑顔を見せた。

 まつり組織委によると、初日は凧揚げに二十六万人、八十町が参加した御殿屋台引き回しには二十八万人、市街地のにぎわいイベントには十八万二千人、計七十二万二千人が詰め掛けた。

(酒井大二郎)

◆時代の夢 屋台に乗せ

まつり衆が繰り出した華やかな御殿屋台の引き回し=浜松市中区鍛冶町で

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 午後六時半。町衆たちは市中心街へと移り、夜の浜松を華やかに飾った。ちょうちんの明かりで照らされる絢爛(けんらん)な御殿屋台に、祭り気分をもり立てるラッパや太鼓の音色。沿道の観光客らは次々とシャッターを切り、「令和」最初の浜松まつりで思い出を刻んだ。

 一風変わった屋台で登場したのは南区の米津町「米組」。漁師の多い町ならではのつくりで、船の形をしている。米組は波が描かれたちょうちんを手に練り進んだ。

 根木厚行組長(65)は「孫の初子祝いに、新元号。いろんなものがスタートした浜松まつりだ」と語った。

 中区の木戸町「き組」の屋台は、二百世帯ほどの小さな町で資金を集めてできた「大切な宝」。初子祝いで帰省し、引き回しの列に並んだ土肥文世さん(34)=東京都=は「一歳の長男は平成、八カ月の次男は令和。時代をまたいで祝えた」、夫の玲(あきら)さん(40)は「これからは、この子どもたちが主役になる時代です」と話した。

 鍛冶町通りで屋台を眺めていた英国人のポール・ダグネルさん(39)は「みんなが忙しそうなまつりだね。でも楽しそうだ。屋台もすごくきれい」と話していた。

(大城愛、鎌倉優太)

 

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