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4世代目初凧 長老指導で若衆糸目付け

糸目付けが終わった初凧を前に気勢を上げる水野栄市郎さん一家=浜松市中区で

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 浜松まつりが間近に迫り、浜松市内では大凧(だこ)の糸目付けが各地で行われている。中区海老塚の水野栄市郎さん(77)宅では二十一日、ひ孫の洋志郎ちゃん(1つ)の誕生を祝う初凧への糸目付けが行われた。

 法被姿の地元凧揚げ会と子どもたち百人ほどがラッパを吹きながら参集。町の凧印に「洋志郎」の名が書かれた六帖(じょう)(二・九メートル四方)の大凧が運び込まれ、三十本近い凧糸を結び付けた。結び目の位置がずれると凧がうまく揚がらないため、長老の指導を受けながら若衆が丁寧に麻糸を結んでいった。初子の父で水野さんの孫の健太郎さん(29)は「名前の通り体も心も大きく育ってほしい」と願いを込めた。

 水野さんは一九八〇年代に海老塚から暴力団事務所を移転させた住民運動のリーダー。脳梗塞で倒れて足腰が不自由になったが、孫六人、ひ孫一人に恵まれ、何度も初凧を揚げてきた。「四世代続けて初子祝いをする家は初めてらしい。体が元気なら自分も飛び出していきたい」と喜んだ。

 浜松では都市化が進み初子を祝う家も減っている。凧揚げ会の三島孝介組長(53)によると、海老塚では今年も七枚の初凧が揚がる予定で、住民パワーの健在ぶりをみせている。

 

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