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6寺院で涅槃図を鑑賞 新居で市民らが訪問

鈴木芳朗さん(左)の説明を聞き、熱心に涅槃図を鑑賞する参加者ら=湖西市新居町で

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 釈迦(しゃか)が亡くなった「涅槃(ねはん)の日」の十五日、湖西市新居町内の六つの寺に飾られる涅槃図を見て回る「新居寺道・涅槃図巡り」があった。湖西市や浜松市から約二十五人が参加し、それぞれの絵の違いなどを熱心に鑑賞した。

 涅槃図は釈迦が亡くなる際の場面を描いた絵。同町では、健康を喜び合い「お釈迦様」の教えを伝える行事として、涅槃図を飾り、参拝者には、御利益があるとされる米粉の涅槃団子を配る風習が続いている。

 涅槃図巡りは、湖西市の生涯学習大学「海鳴学園」講師で余暇プランナーとして活動する地元の鈴木芳朗さん(83)が、歴史を伝えたいと毎年実施する。東福寺、神宮寺、龍谷寺、本果寺、隣海院、新福寺を一日かけて回った。

 東福寺では、新居町で涅槃団子が「おハナクソ」団子と呼ばれてきたことや、釈迦を囲んで悲しむ「会衆」や獣の数で涅槃図の時代が分かることなどを鈴木さんが紹介。「東福寺の涅槃図にはウナギらしき姿も描かれ、非常に珍しい」と話すと参加者は驚きの声を上げ、説明に聞き入った。他の寺でも映像などを使って住職らが解説した。

 初めて参加した同市新所の中尾由紀さん(71)は「涅槃図は言葉は知っていたけど、説明を聞いて回るとよく分かっていいですね」と話していた。 

(野村由美子)

 

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