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中日の鈴木博志投手 真っすぐ磨き直す

ブルペンで投球練習する鈴木博=北谷球場で

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 中日の春季キャンプは第1クール最終日の5日、北谷球場のブルペンで抑え候補の鈴木博が熱のこもった投げ込みを行った。

◆原点に戻り守護神狙う

 霧雨の中のブルペン。鈴木博は、与田監督から「しっかり打者を意識して投げろよ」と尻をたたかれた。右足をプレートに掛け、左足を前方に出して一呼吸。捕手のミットを見つめる目が鋭さを増す。「僕の持ち味は真っすぐ。キャンプのテーマは力強い真っすぐをどんどんストライクゾーンに投げ込むこと」。原点に戻った。

 1年目の昨季、救援でチーム最多の53試合に登板。開幕から9試合連続無失点と圧巻の投球は、交流戦を境に息切れした。「常に全力でペース配分が分からなかった。1年間通して戦う難しさを知った」。夏場は要所で抑えに失敗。2軍落ちを2度経験した。

 沖縄で迎えた秋季キャンプで、与田監督や阿波野、赤堀両投手コーチから「良い直球があるんだから、思い切って腕を振りなさい」と、そろって同じ言葉を掛けられた。新首脳陣の目には、チーム日本人最速の157キロを誇る右腕が自信を失っているように映った。「抑えの失敗が続いて、コースを狙うことばかり考えていた」。開き直るきっかけをもらった。

 「目標は守護神」と改めて声を大にする。「そのための課題はセットポジションからの投球。ピンチの場面で登板する抑え投手で振りかぶって投げる人はいない」

 昨季、走者なしの場面で2割1分の被打率は、走者ありで2割8分7厘。塁上に走者を置いて投げ方を変えた途端に打ち込まれた。「走者がいてもいなくても同じ投球をしないといけない」とノーワインドアップ投法を封印。無走者でもセットポジションで投げるようにした。

 2日には野茂英雄さんからフォークの握りを教わった。「フォークは上からたたくイメージ。真っすぐも同じ。投球の幅が広がる」。フォークや縦に落ちるスライダーなど、直球、カットボール以外の第3の球種の習得に励むが「あくまでウイニングショットは真っすぐ」と胸を張る。取り戻した自信が、守護神に必要な精神力の礎になる。

(荒木正親)

 

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