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東海本社 中日懇話会

第438回 第一生命経済研究所主席研究員 宮木 由貴子さん 「人生百年時代のライフデザイン」

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 第四百三十八回中日懇話会が九月二十五日、浜松市中区のホテルコンコルド浜松であり、第一生命経済研究所主席研究員の宮木由貴子さんが「人生百年時代のライフデザイン」と題して講演した。

 厚生労働省によると、全国の百歳以上は七万一千二百三十八人(十五日現在)。でも、人生百年時代を喜んでいる人は多くない。どうしたら楽しく生きられるのか。大事なのは、健康、お金、つながりの三つの人生資産だ。

 健康ではなくても、地域や人とのつながりがある人は幸福度が高い。お金がない人でも同じ。つながりが充実していることで、健康やお金がなくても十分幸せな生活を送れる。

 ただ、お金も健康もできるなら備えたい。経済状態については、お金がたくさんあると幸福度が高いというデータがある。老後にいくらかかるかは人によって違う。自分自身で実態を把握することが大事だ。

 将来、人工知能(AI)や海外の人材に仕事を奪われるのでは、と不安を感じる人がいる。その中で、社会人が学び直すリカレント教育が注目されている。知識を常に更新することで、自分の付加価値が高まる。就労寿命も延びる可能性がある。学び直しは精神的な充足をもたらし、効果は年代が高まるにつれて発揮される。

 幸せかどうかを決めるのは自分自身。自分で生き方や暮らし方を考え、人とのつながりを楽しむ力や、日々の幸せを感じる感性を重視することが大事だ。令和時代は自分の人生を追求していく時代。幸せに「なる」視点から、幸せを「感じる」視点へと発想を転換すれば、毎日が楽しくなる。

 みやき・ゆきこ 東京都出身。慶応大総合政策学部卒業後、ライフデザイン研究所(現第一生命経済研究所)入社。生活の多様化による消費傾向の変化やコミュニケーションの課題を調査、研究している。著書に「人生100年時代のライフデザイン」(共著)など。

 

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