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浜松まつり

響け!スイング行進曲 ラッパ好き集う金折町

空に舞い上がった初凧を祝い、ジャズ風のラッパを披露する金折町金組の若衆ら=浜松市南区の凧揚げ会場で

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 「え、何あれ」「すごい」。観光客らで混み合う凧揚げ会場で、歩くと自然に人混みが割れていくラッパ隊があった。“スイング行進曲”を奏でるのは南区の金折町「金組」。自称・ラッパ好きが集う町だ。

 副組長の藤原大輔さん(31)、喜美子さん(27)夫婦の長男晟伍(せいご)ちゃん(1つ)の初凧が昼空に揚がると、祝福の音色が凧場に響いた。トランペットのような音色だが、ラッパだ。譜面通りではなく、ジャズのような躍動的なリズムに乗せる。一人で吹いたり、六人で合わせたり、アドリブを交えたり。陣屋に戻る際も凧を先導すると、観光客や他の町の参加者がスマートフォンで撮影。大輔さんは「これぞ金折って感じ。おかげでうれしさ倍増です」と笑顔を見せた。

 演奏していたのは、高卒二年目から還暦目前まで、ラッパ六人と太鼓二人の計八人。三年ほど前に始めたアレンジだという。

 以前は普通の行進曲を吹いてきたが、「もっと楽しい曲にしたかった」と隊長の大場千裕さん(36)。手伝いに来ていた浜松交響楽団のトランペット奏者、磯部謙作さん(59)を中心に、オリジナルのアレンジを作った。さっそく浜松まつりで演奏すると、行進の動画が、メンバーも知らない間に投稿された。一万回以上再生され、話題になった。

 実はメンバーで金折町は大場さんだけ。他は南区の堤町、古川町、御給町など浜松まつりに参加していない町ばかり。「浜松まつりでラッパが吹きたくて」毎年三月から練習している。

 その代わり、各町の秋祭りで「出張ラッパ」を披露する。目的はもちろんお礼のためだが、十年以上前に加わった木田知巳さん(42)は「結局、皆楽しいから続けている」と言う。磯部さんも「まさにNo Swing, No Life!(スイングなき人生はない)です」と笑った。

(鈴木凜平)

 

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