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浜松まつり

いよっ!戌の組長 特注法被で会場盛り上げ

犬連組長のポルシェと写真に納まる人たち。左は飼い主の伊藤博さん=3日、浜松市南区の凧揚げ会場で

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◆南区の飼い主「3代目、長生きを」

 浜松まつりに参加するのは人だけとは限らない−。浜松市南区の凧揚(たこあ)げ会場には三日、ラブラドルレトリバーのポルシェ(二歳、雄)が法被姿で登場し、来場者たちの注目を集めた。首から掛けたたすきには「犬連組長」の文字。戌(いぬ)年の今年にぴったりな“組長”が、まつりの盛り上げに一役買っている。

 ポルシェは、南区の解体業者「ヒロコーポレーション」代表の伊藤博さん(76)が飼っている。頭にはちょんまげのかぶり物。鉢巻きをし、サングラスを掛けた姿が愛らしい。まつり組織委員会が参加者に着用を義務付けている有料のワッペンも、しっかり左肩に着けている。

 ポルシェが激練りや凧揚げでにぎわう会場を悠然と歩くと「かわいい!」「写真を撮ってもいいですか!」と、すぐに人だかりができる。落ち着いた様子で写真撮影に応じる姿はまるでアイドルさながら。伊藤さんは「まつり会場に連れてくるのは三年目ですけど、だんだん慣れてきましたね」と成長に目を見張る。

 同日の会場を見回すと、犬を連れてまつりに参加する人がちらほら。ポルシェがほかの犬と交流する場面もあった。浜松市中区のペットシッター業者が政令指定都市の二十市を対象にした二〇一三年度の調査では、同市は千世帯あたりの犬飼育数が一七七・六匹と日本一だった。伊藤さんは「ポルシェのように、犬用の法被が欲しいという声もよく聞く。もっとたくさんまつりに参加する犬が増えるとうれしいですね」と話す。

 伊藤さんは二十年以上、飼い犬を“まつり犬”として浜松まつりに参加させてきた。ポルシェは三代目で、二代目は約三年前に交通事故で亡くなった雄のクレオ、初代には約十四年前に病死した雌のパトラがいた。いずれも同じ、黒のラブラドルレトリバーだった。「どの子もおおらかで、抵抗なく法被を着てくれました」と振り返る。

 二年前には、浜松まつりを管理するまつり統監部から「まつりを盛り上げてくれてありがとう」と電話で感謝された。伊藤さんは「次の戌年まで長生きして、できる限りまつりに貢献してほしいね」と話し、傍らでフラッシュを浴びるポルシェを見つめた。 

(鎌倉優太)

 

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