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浜松まつり

「結束」受け継ぐ大旗

華やかな御殿屋台が繰り出し、最高潮の浜松まつり=浜松市中区で

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 にぎわいは凧場から市中心部へ。午後六時半、ちょうちんに照らされた町自慢の御殿屋台が列を作り、ラッパやおはやしの音色がもり立てた。沿道に詰めかけた観光客らは、二時間半にわたる“美の供宴”を楽しんだ。

 大唐破風重層造りに、金太郎や七福神の彫刻が美しい板屋町「い組」の屋台。先の大戦前から参加する町だが、初代の屋台は戦中に焼失。今の屋台は戦後の一九四九(昭和二十四)年に造られたという。

 屋台を先導した顧問の吉田雅明さん(84)は「平和のありがたみを伝える屋台だよ」と振り返る。綱を懸命に引く子どもたちを見て「この子たちに受け継ぐことができて、良かった」と目を細めた。

 約四百世帯の中田町「中田組」は、町としては小規模だが、先陣を切る大旗が目を引く。縦一メートル、横三メートルほど。白に黒字で「中田町」と大きく書かれている。「小さいからこそ結束が強い。旗はその象徴」と組長を務める鈴木統三さん(47)。言葉通りの一糸乱れぬ動きで、街を練り歩いた。

 沿道を埋めた見物客は、盛んにカメラのシャッターを切った。磐田市から来た米国籍の英語教師、ジェシカ・アヴレラさん(26)もその一人。屋台を「ベリービューティフル」と絶賛し、「よく見るとそれぞれ形が違っておもしろいね」と興奮した様子だった。

(鈴木凜平、鎌倉優太)

 

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