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浜松まつり

ボトル点灯全員集合! 174町のちょうちん展示

◆中区の水野さん、図柄2年かけ制作

(上)全町の図柄がそろったペットボトルちょうちんを紹介する水野智子さん=浜松市南区の浜松まつり会館で

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 浜松まつり(五月三〜五日)まであと一カ月。昨年まつりに参加した百七十四町のちょうちんの図柄が楽しめる「ペットボトルちょうちん」が浜松市南区中田島町の浜松まつり会館で展示されている。同市中区船越町の主婦水野智子(ともこ)さん(35)が、約二年かけて完成させた労作だ。同会館によると「全町のちょうちんの図柄がそろうのは初めて」という。 

 水野さんがペットボトルちょうちんを制作したきっっかけは、小学五年の息子が幼い頃、大人のまねをしてちょうちんを持とうとしたことだった。本物のちょうちんは高価で、ろうそくを刺す針も備わっているため、危ない。何とか安価で安全なものを作れないかと思案し、ペットボトルを材料にしようと思い付いた。光源は試行錯誤してペンライトに行き着いた。

水野さんが作ったちょうちん=浜松市南区の浜松まつり会館で

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 出来上がった作品に息子は大喜び。知人に話すと、「私の子どもにも作って」という声が次々上がり、これまで四十点ほどをプレゼントした。「せっかくならすべての町の図柄をそろえたペットボトルちょうちんの作品展を開こう」と約二年前に思い立った。

 だが、市やまつり会館を通して確認できたちょうちんの図柄の種類は半数ほど。法被や凧(たこ)の図柄は全種類を網羅する資料があったが、ちょうちんの図柄をすべてまとめた資料は存在しなかったからだ。仕方なく、水野さんは知人や祭り用品の販売店などに尋ね、三人の子どもの育児の合間に少しずつ各町のちょうちんの図柄を集めた。

 「どうしても最後の十種類くらいがそろわなくて」と、制作過程の終盤の苦労を水野さんは振り返る。ちょうちんの紛失などを恐れ、倉庫で徹底管理する町もあったためだ。知人を通して頼み込み、なんとか完成にこぎづけた。

 作品には、水野さんの創意工夫がにじむ。集めた図柄はパソコンに取り込み、和紙に印刷した。ペットボトルは子どもが遊んでも壊れないようにと、強度の高いブランドを選び抜き、炭酸水のボトルにこだわった。「家族と一緒にこれまで三百本くらい炭酸水を飲みました」と笑う。

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 会館によると、展示は二〇二〇年度末まで。水野さんは「いろんな人のおかげで、完成させることができた。感謝の思いしかないです」と感慨深げに話した。

 昨年のまつりの参加町数は史上最多。今年は一町減の百七十三町が参加する。

(鎌倉優太)

 

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