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NIE最前線 教育に新聞を

「新聞を作ろう」 小4国語の教科書

光村図書の4年生「国語」の教科書「新聞を作ろう」

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 学習指導要領改定のねらいは「生きる力」を育てること。子どもたちに思考力、表現力、判断力、探求心を養ってもらい生きる力を伸ばす。それには情報を選択する能力が必要で、客観報道されたものを自分の主観で読み解く新聞学習が、自分で価値判断できる子どもの育成になると考えているからです。

 教科書に頻繁に登場する「新聞」。小学校四年生の国語の教科書で具体的に見てみましょう。

 静岡県の小学校で使われている国語の教科書は光村図書、教育出版、学校図書の三種類です。

 光村図書を例にすると、七月ごろ、五単位時間(一単位四十五分)かける「新聞を作ろう」という単元があります。新聞の特徴について押さえ、その特徴を意識して実際に新聞づくりをします。

 新聞記事には出来事を知らせるものや解説などさまざまな種類がある。いちばん知らせたい記事が初めに大きく載る。記事ごとに見出しがあり、記事の内容や分量によって見出しの大きさや位置も工夫してある。写真、絵、図、表が効果的に使われていることなど新聞の特徴に気付かせます。

 次に実際の新聞作り。どんな新聞にするか。載せたい内容。記事の下書き。割り付け。仕上げの順番ですが、子どもたちは、分かりやすくするにはどうすればいいのか。間違いのない紙面にするには、どうすればいいのかを考えるようになります。

 伝えたい情報の中心は何かと考えることは材料の選択をすることであり、見出しや割り付けの位置を考えることになります。そして記事を書くために取材やどういう書き方をすれば効果的なのかを考えます。さらに間違えを正し、より分かりやすくするために推敲(すいこう)することも学びます。

 四年生のこの授業を前に、二年生では自分の書いたものを掲示して友だちに見てもらう経験をしています。三年生では題名を考えたり、小見出しを付けたりする学習をしています。四年生になってからも五月にアンケートして、その結果のまとめ方を学び、やがて、この授業につながってきます。

 「新聞を作ろう」の授業の後、十一月ごろには「『仕事リーフレット』を作ろう」という単元で、働く人に取材して記事と写真で伝える勉強をします。教科書では、消防士や給食の調理の女性を例にまとめていて「いつ」「どこで」「だれが」「何を」といった記事を書く上で必要な要素を学んだり、写真に見合う写真説明をどうするのかを考えたりして、視覚に訴える紙面づくりを学びます。

 「新聞を作ろう」の単元では、グループでテーマを決めて役割分担した記事を、写真や図との関係を考えながら下書きし、より分かりやすい記事に直し、どの記事をどこに割り付けるかを話し合い、見出しを考え、記事を清書して仕上げます。

 模造紙に手書きでまとめる方法などで、新聞の題字に当たる新聞名や発行日、発行者も入れます。

(編集局次長 栗林茂)

 

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