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学校がつなぐ仲間たち

地域伝統の味を伝授 牧之原市牧之原小学校

祖父母らの指導で、自然薯をすりおろす子どもたち=牧之原小学校で

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 児童が育てた自然薯(じねんじょ)を、とろろ汁にして味わう「いもじる会」。お茶だけではない牧之原市の農産物を学ぶ三年生の総合学習の授業で開かれた。講師は児童の祖父母らが務め、地域伝統の味を孫たちに伝授した。

 子どもたちは学校近くの畑で栽培。地元農家で県自然薯研究会アドバイザー・中嶋拓雄さん(67)の協力で、初夏に種芋を植え付けた。半年後には長さ九十センチ〜一・二メートルに成長。傷つけないように丁寧に土を掘り起こし、二十三本を収穫した。

 調理室には、祖父母が持ち込んだ直径五十センチ以上もある大きなすり鉢がずらり。子どもたちは約十五センチに切った自然薯をすりおろした。その間、祖父母たちは「土からカルシウムやビタミン、鉄分など豊富な栄養分を吸収し、その根に凝縮したのが自然薯。栄養豊富な食材だよ」「すりおろした時の粘りが強く、トロトロした食感のファンも多い」などと語り掛けた。

 すりおろされた自然薯は、サバのだしやみそ汁などを加え、とろろ汁に仕上げた。児童は家から持参したご飯にとろろ汁をかけて試食。「うまい」「家で食べるよりおいしい」と歓声が上がった。

 中嶋さんは「県内の自然薯は約四割が牧之原市で生産されている。独特の香りと粘りを覚え、大人になっても食べ続けてほしい」と話していた。

(伊藤一樹)

【牧之原小学校】

増田一雄校長

児童153人

牧之原市東萩間2082の13

 

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