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学校がつなぐ仲間たち

米作り通し地域と交流 静岡市竜南小学校

実った稲を刈る児童たち=静岡市葵区で

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 稲穂が波打つ畑に分け入り、五年生が鎌で稲をザックザックと刈り取る。米作り体験で取り組む稲刈り学習。みっしり実を付けた稲を手に、子どもらは収穫の喜びを味わった。

 米作り体験は六月の田植えに始まる。学校近くにある約千四百平方メートルの田んぼに、はだしで入り、ぬかるんだ泥の感触に驚きながら、手で苗を植えた。その後、農家の人が刈り取ってくれた畑の雑草を片付けたり、自分たちがデザインしたかかしを立てたりして、稲の成長を見守った。

 そして迎えた収穫の秋。約百二十人が畑で稲刈りに精を出した。保護者や農家の人、PTAの環境施設委員らも手伝いに駆けつけた。田植えの指導もした近くの農業伊藤靖さん(70)が「一株三本ずつ植えた苗が、今は一株四十本に増えている」と説明しながら作業のこつを伝授。初めて稲刈りに挑戦した渡辺旬君(11)は「うまくやれたと思う。植えた苗が大きくなり、うれしい」と声を弾ませた。

 米作りの体験学習は一九六四年の開校直後から続く。農家ばかりでなく、収穫米を子供らが食べられるよう精米するのに米店も協力するなど、米づくりを通じて地域と学校の交流が続いている。子どもたちも米について学んだことを地域の人に発表する。伊藤さんは「体験を通し、子どもたちにお米を大切にする気持ちが育ってくれるといいね」と期待する。

(白旗一貴)

【静岡市竜南小学校】

曽根祥治校長

児童701人

静岡市葵区竜南1の23の1

 

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