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学校がつなぐ仲間たち

砂浜アート 縦割り伝統 静岡市大里東小学校

最後の仕上げの黒目を作る作業を見守る児童たち=静岡市駿河区高松で

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 潮が引いたのを見計らい、児童たちは学校から歩いて数分の浜に出た。伝統の縦割り班活動「黒潮 浜で楽しく」が十月二日、静岡市駿河区高松の海岸であった。

 今年は台風で十月に延びたが、毎年九月に全校児童を十班に分けた縦割り班が、砂浜のキャンバスに大きな絵を描いている。一班二十五人ほどの大所帯だが、六年生が中心となり、学年ごとに役割分担して一つの作品を仕上げる。今年のテーマは「先生の顔」だ。

 夏休みが明けてすぐ、五、六年生が下絵を考えた。「赤四班」の班長原田隼佑君(11)は、伊藤智尚教諭(28)の顔の右下に、ひし形のマークを描こうと提案した。「これはかっこよさを表しています」。髪は流木で、鼻の穴は石で表現することにした。

 作品の大きさは縦横4〜5メートル。筆で描く代わりに、ぬれた砂をスコップでざくざくと掘る。乾いたらペットボトルにくんだ水でぬらし、再び掘る。赤四班で顔の輪郭と目の周りを担当した三年生の狩野小夏さん(9つ)は、砂が崩れても線が分かるように深く掘ることを意識したという。

 出来上がった十個の顔は、海を向いて笑っているように見えた。六年生の担任の佐藤郁子教諭は「児童が教師をどう見ているのかが分かる。顔が笑っていて良かった」と笑顔で話していた。

(高重乃輔)

【静岡市大里東小学校】

川合百合子校長

児童262人

静岡市駿河区高松2310

 

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