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学校がつなぐ仲間たち

太鼓通し どんどん交流 静岡市玉川小学校

流しそうめん開始の合図を鳴らす楽鼓会の児童たち=静岡市葵区の曹源寺で

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 八月最後の日曜の二十五日。静岡市葵区の山間地、玉川地区にある古刹(こさつ)、曹源寺で流しそうめん祭りがあった。午前十時半、玉川小の児童らでつくる「楽鼓(らっこ)会」の五人が開始の合図に太鼓を打つと、そうめんの玉が水流に乗って勢いよく竹筒を流れ始めた。

 この日演奏したのは、経験豊富な児童五人。祭りを盛り上げようと、手慣れた二曲を披露した。境内の露店はかき氷を売り、小さな子どもは竹製の水鉄砲で遊ぶ。セミの鳴き声に重なるように「どんどどんどどん」と太鼓の音が響いた。

 祭りには、地元以外の人が大勢やって来た。友人と来た焼津市の教員吉田竜弘さん(27)は「古き良き日本を感じさせますね」と雰囲気を楽しんでいた。

 演奏後、六年生の白鳥乃愛さんは「知らない人が多くて緊張した」と苦笑い。恥ずかしくて前を向けず、太鼓ばかり見てしまったという。

 玉川小が総合学習の時間に太鼓の練習を取り入れたのは昨年春。学校外でも太鼓をたたきたいという児童が集まったのが楽鼓会だ。指導に当たるのは、地元の太鼓グループ緑風会のメンバー。公演の手はずも整える。

 同会メンバーで介護士の白鳥いづみさん(24)は「楽鼓会は児童が社会に触れられるいい環境」と話す。「山間地の田舎だが、地域の交流はそれほど多くない。児童には外の世界を知ってほしい」と願っている。

(高重乃輔)

【静岡市玉川小学校】

大塚富美子校長

児童38人

静岡市葵区落合103の3

 

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