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学校がつなぐ仲間たち

地下20メートルの世界に驚き 静岡市水見色小学校

地滑り対策の排水トンネルを進む児童=静岡市清水区で

写真

 山間部の小さな学校を出て、大きなものを見にいこう−。この夏休み、全校児童と家族ら二十人が静岡市清水区のさった峠を訪れ、国土交通省が進める由比地滑り対策事業の親子見学会を開いた。

 水見色小PTAが開催した社会見学。できるだけスケールの大きなものを−と、工期二十年、総事業費四百億円の大工事を選んだ。二〇〇五年に始まった工事で、土木を研究する学生や高校生はよく見学に来るが、小学生は珍しいという。

 児童はまず峠の展望台から由比地区を見下ろし、東名高速道路と国道1号、JR東海道線がひしめく日本の大動脈を眺めた。同省富士砂防事務所の職員が過去の土砂災害を説明。児童らは行き交う車や列車を見ながら災害の怖さを学んだ。

 続いて、地表から垂直に掘られた直径五メートルの縦穴に入った。ヘルメットをかぶった児童らは宙づりの工事用エレベーターに乗り、おっかなびっくり地下二十メートルへ。縦穴は今後、コンクリートで埋め、地滑り防止の巨大なくいにするという。

 地下水の排水トンネルも見学。巨大な機械で山の中腹を掘った直径約三メートルのトンネル内を、七百メートルほど進んだ。懐中電灯を手にひんやりした暗闇を歩き、探検家気分も味わった。六年生の中藤加奈さん(11)は「暗いトンネルや高い所で工事をする人はすごい」と驚いた表情。「工事で土砂崩れがなくなるといいな」と願っていた。

(今井智文)

【静岡市水見色小学校】

亀山光生校長

児童14人

静岡市葵区水見色1040の3

 

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