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学校がつなぐ仲間たち

「梅干し作り」根付く 静岡市城山中学校

シソの葉をもみ込む生徒たち=静岡市駿河区で

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 キャップと手袋を着けた一、二年生約百八十人が、シソの葉に塩をもみ込む。この時できる赤梅酢で身体のあちこちを紅色にしながら、生徒たちがほほ笑み合う。「城山の梅干し」作りの工程の一つ。二年の桜井彩水さん(13)は「自慢の活動。皆で協力し合うのが面白い」と声を弾ませた。

 一九八四年の開校時、登下校時の生徒たちを楽しませてやろうと、地域の人たちが学校近くの緑地を梅園にすることを思い立った。梅の木がよく育つように、土を入れ替えるなど骨を折ってくれたおかげで、緑地はやがて、見事な梅園に生まれ変わった。

 「恩返しがしたい」。そんな生徒らの思いから、梅園で住民たちが始めた梅祭りを生徒の行事として学校が引き受け、実を生かして梅干し作りを始めた。

 下草取りなど、生徒たちは懸命に梅の木の世話をしている。今年は五月半ばに梅の実を収穫。塩もみしたシソの葉などで梅を赤く発色させるなど、その後も生徒らは梅干し作りに精を出す。

 地域の人は作り方の指導など、何かにつけ協力してくれる。感謝の気持ちを込め、生徒らは梅干しを学区のお年寄りにプレゼント。春には、梅祭り開催に奔走する。担当の安本好孝教諭は「子供たちの中で一つの種になっている」と梅干し作りが伝統として根付いたことを感じている。

(白旗一貴)

【静岡市城山中学校】

松島徹校長

生徒293人

静岡市駿河区小坂2の33

 

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